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先生が転校生を紹介した。
キリンだった。
だけど首が長すぎて教室に入れないから
教室の外で、窓から顔を入れて勉強している。
キリンの家に遊びに行った。
部屋の中心に座れば、取りたいものを ....
あたし 名前 ありません。
あたし 昨日 しりません。
あたし 声 だしません。
あたし 泪 おちません。
あたし あたし あたし あたし…
どこか 捨てた あたし
あなた みつけ 猫 ....
あなた、私、抱きますか。
あなた、言葉、私、抱きません。
あなた、嘘、嫌いですか。
あなた、何、好きではありません。
あなた、今、独りですか。
あなた、又、二人です。
あなた、何処、行きま ....
はるかあとおくうのお かぜのおむこおにい
きてきいのおおとのお
ちり〜ん
と
ゆうおじさんのリヤカーが通り過ぎる
ゆうおじさんのリヤカーには
ぽるしぇ
と書いて ....
星を見ようよ
同じ空の下
同じ酸素を吸ってさ
同じ気持ちで
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた
歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
フレーズをいっぱい
書き留めてた日記帳をね
手に持っていたら
私のところへヤギが来て
それうまそうだ
って言ったと思ったら
全部食べられちゃった
悲しくなって
泣いちゃって ....
こぶたが ぼくのおなかに はなをつけて
そっというんだ さびしいよって
だからぼくは こぶたを
むねのうえにのせて
せいいっぱい だきしめるんだ
きみがすきだよ ....
ぬけがら ぬけがら わたしはぬけがら
くしゃっとするのもかんたんでしょう?
行く場所は 茨の茂みしかないけど
もう あなたたちと 戦う気力はない
{引用=ピッ}
Cl は にげだした! ▼
みんな星の天井のしたで生きているんだ
地球っていう家に住んでいるんだ
ただ家の天井をみれば心が休まるのに
みているだけで癒される
ふと考えるとこの天井ってすごいんだよ
3 ....
通勤電車に迷い込んできた
一匹の赤とんぼ
比較的空いている地元の電車
珍しい訪問者に
乗客たちの目元が緩む
夕焼けこやけの赤とんぼ
まだ朝だけど赤とんぼ
*
赤とんぼは ....
点数は気にするな
評価は気にするな
順位は気にするな
周りと比べるな
大事なのは自分自身
向上心だけを失うな
と
言ってくるひとがたまにいる
いやけっこういる
でも
そ ....
ぼくは臆病者だから
なにかにつけて明確にしてもらわないと
不安で不安でたまらないんです
曖昧な状態にびくびくして
すこしでも足元がぐらつけば
馬鹿みたいにおろおろとして
じぶんの足 ....
諦めることは
簡単なことだ
全てを放棄すればいい
諦めないことは
もっと簡単だ
“諦めること”を諦めてしまえばいい
肉体は持たずとも
成仏しきれぬほどの
強い意志を持つ
幽霊になりたい
きみのせなか
きみのこえ
とどかなくても
すきなんです
今日の道具は冒険小説です
勇敢な主人公に心を重ね合わせて
胸わき踊る展開を楽しみます
時間を忘れます
臆病な自分を忘れます
今日の道具はマンガです
笑って泣いてまた笑って
楽しい平面 ....
授業中
机を自殺願望のポエムと病的な絵で彩ってやったわ
明日誰か慰めに来てくれるかしら
君と初めてあったのは幼稚園のときだった
ある日僕のうちにハムスターがやってきた
僕には君がとてもかっこよく見えて
君にロドリゲスという名前をつけた
ロドリゲス、僕と出会う前の君のことはしら ....
君によく効く薬をあげよう
思い出に羽をつけたら 時間がもどった!
涙を海に流せば 希望が見えた!
淋しさを詩に変えれば 勇気がめばえた!
くやしさ ....
私が幼稚園生の時
おばあちゃんは
サンタクロースはいないのだと言い
私が小学一年の時
おばあちゃんは
お守りなんて効かないのと私のランドセルから外し
私が小学三年の時
おばあちゃ ....
僕は君のためならなんだってできる
って
サンダルにジャムをつけて食べようとするの
ごく普通の人なんだけど
イチゴジャムにアップルジャムに
ピーチジャムにアボガドジャムに
ときにはマ ....
「もも」のような人だった
夏の始まり
胃のあたりにひどい痛みを訴えて
青白くやつれていった
食べものの好みが変わって
「ガン」かもしれないと感じた
不意に 人生の何分の一かを失う と思った ....
なにかやりたい
なにもできない
電灯に 虫が群がる
暗闇を震わせて
光に酔ったように身を惑わせる
ぶつかり合って 羽を散らし
ひとつ
ひとつ
闇に落ちていく
ああ
あれは ヒト だ
....
さっきから君のことが
好きでたまらないと思っていたが
さっきより君のことが
好きになっていることに気がついて
こりゃもう仕方が無いので
風船みたいにいつか割れちゃうのかな
なんてのんきなこ ....
ぼくはずっとロバと一緒にくらしていました
その子は優しい目をしていて
いつもぼくのおなかに鼻をくっつけて眠るのでした
ぼくらは仲良しでした
ぼくがさびしいときロバは
....
君が眠るとき欠かせないもの
それはお母さんの小指の爪
君はいつもお母さんの小指の爪を
小さな指でさすりながら
口をチュッチュッさせて眠りにつく
お母さんの小指をさすり始めると
お母 ....
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