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実験的に無駄を省いたら
風も 木も 波も 空も 木霊も
みんな みんな 同じリズムで
繰り返している
少しずつズレていくのは
それが少しだけ違う音になって
だんだん 少しずつ変っていく ....
キラメく 水を飲む朝の
ゆっくりとした 点滅球が
ぼやけて見えない
白 いイヤホン で 遮る笑い声
雨粒の 微動 もしくは波形
ぼんやりと眺める
踏まれている 足の痛み
知らない ....
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの
気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....