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陸地がだんだんと溶けていってしまったので
今はもう 小学校の運動場ほどの大地
そして水平線
終わりに着いたんだね、と君は言う



 ....
最後に昼の月を見たのは
いつだったろうかと思った。

思い出す月の姿は
いつだって半端な円で
爪の根元の白さにも似て
僕たちの身体という
不完全なものの一部分に
それは酷く似ていた
 ....
自分の名前を失くしてみた

自分の名前をてのひらにのせる
初めてちゃんと手にとってみたそれは
案外に硬く
今までそれを身に付けていたにしては
まだ馴染みきっていないような感じがした ....
士狼(銀)さんのUtakataさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終わりに着いたねと君は言った- Utakata自由詩808-1-13
きみは昼の月- Utakata自由詩307-7-25
自分の名前を失くすはなし- Utakata自由詩1207-6-17

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