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いつのまにか足首のかたちが変わっていた
このところ続いてる春にしてはひくい気温のせいか
映画館でまぶたにふれたりだとか
苦いコーヒーを胃にそそぐように
うまくできないことだらけ
罫線がじ ....
群青がおりてくると
土は冷たくなる
それにふれると
からだじゅうが嘘のように固くなった
すると、ひとりの子が
私はおんなのこです
と言って
すこし笑った
私にはよくわからなかったけど
....
となりの人が一歩踏み出す。
チュッパチャップスを舐めながら自転車並列で猥談するジャージ姿の男子中学生は信号を見ないし当然のように歩道に転がる真っ赤な苺にも気付かない。
明日が月曜日であるこ ....
非常階段で待ち合わせ
そんな滑稽さでもって
世界から逃げている
きみとわたし
日中の駐車場で
眩しいくらいに飛ばされた
二人の立体感が
遠い
ふれている間だけ
呼吸するのを諦 ....
きみはひどく咳き込み
すぐに踞った
今日は風がつよいね
手をつないで
髪を
なでた
すきだよ
あまく
湿った声は遠く
いつも
おびえているみたいだった
....
覚えたての年号を羅列して
自慢げにわらう少女は
昨日みた星のいろを
まるきり覚えていないという
羽根がほしい
羽根がほしい
微風がきせつを連れてきて
合図なんかいらない
気まぐ ....
白い手首から
あかいなみだが滴りおちて
砂に染みた
日をしるたびに乾かされる
ざらついた海の響きが
耳に刺さる
あらゆる事象が眩しい
それまでも花の咲く過程だときみはいう
半信 ....
ゆるされない原色のスニーカーをはいて/きみは逃げる。
閉ざされた校門をぎい、と引いて赤錆にふれる。
チャイムを背中に叩きつけられながらそうっとすきまを抜けていく。
クラスメイトの顔はも ....
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって
さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった
一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで ....
きみの肌は何度たべても不味い
そのことを告げたらきみはさみしそうに
笑った
汗をかいた君のよるが
わたしだけのものになるから
それはそれで幸せなんだよと
いいたかったけどい ....
色を失くす
また夜が迫る
傍観者になりきれない
この街さえ
新しくなっていくのに
思い出せなくなる
みずみずしい指先が
どういう風に
この胸にふれたのかを ....
窓のない病室で
地球儀を塗り分ける
水彩絵の具の赤は
少しだけ優しい
冷蔵庫に
入れておいたの
私を生かす電池は
もう使えなく
なっていたから
安心を買うなんて
違反だって ....
士狼(銀)さんのアオゾラ誤爆さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
らん熟
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アオゾラ ...
自由詩
2
11-3-8
少女たちの天体観測
-
アオゾラ ...
自由詩
13
09-5-27
sixteen
-
アオゾラ ...
自由詩
12
09-5-10
逢瀬
-
アオゾラ ...
自由詩
8
09-1-17
破瓜は絞首に似ている
-
アオゾラ ...
自由詩
13*
09-1-4
羽根のない日
-
アオゾラ ...
自由詩
8
07-11-25
花葬
-
アオゾラ ...
自由詩
12
07-11-24
かぜになる
-
アオゾラ ...
自由詩
9
07-9-22
肺をみたす(水葬)
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アオゾラ ...
自由詩
25
07-8-17
いつか世界の終わりで
-
アオゾラ ...
自由詩
12*
07-7-28
夜と白昼夢
-
アオゾラ ...
自由詩
8*
07-7-5
記憶の箱
-
アオゾラ ...
自由詩
8*
07-4-22
期限切れ
-
アオゾラ ...
自由詩
8
07-1-11
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