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 曜日だけはおぼえている
 寒いから季節だけはようやくわかる
 閉じたままの傘が傘入れにちゃんと入ってる
 雨が降った日はいつのことか
 雨のせいで色が変わったジーンズの裾が
 ....
 バナナ売り 企画物としての俺 削除事項
 ヨーロッパ市場から締め出される 展望台から人様のケツの穴が見える これを不思議なの発見なのと俺は呼ぶ
 火をつけたタバコの先っちょをつかんで笑う ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
 揺れるカーテンなんぞに感傷を重ねて
 俺はマンホールの世界にしがみついている
 堤防の下の壊れた冷蔵庫の中から生まれた
 有刺鉄線に刺さったアゲハ蝶を見上げている
 役割を終えた ....
 炎天下の国道で生まれた俺は本能的に四つ足で生きる
 燃える街路樹は火力を増して
 国道を走る車の後部座席を焼き払う
 揺らぐアスファルトの先で生まれた幻影を打ち破る視力を
 ....
 ぼくたちの見えるところ見えないところ
 繰り返される欲望の衝突のおかげで
 ぼくたちはもぬけの殻になってしまった
 風鈴がチリンと一つだけ鳴る
 意味を終えた紙吹雪のように
 ....
 人間の体のつくりを真似て話しながら
 どこにもいない人間になれたらいいのに
 ぼくらは作られたもの
 あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
 浮遊するゼリー
 いつでも ....
 
 
 散弾銃の響きを聞きながら
 今日も眠る
 僕は殺されるかもしれない
 

 マンホールの下に
 うずくまっている
 谷底に沈んでいる
 フタをかぶされて
 沸騰 ....
 結びかけた靴の紐が
 切れた瞬間に
 砂時計の砂は
 落ちきった
 
 海が燃える
 
 
 紙飛行機の上で
 くしゃみする
 ひっかき傷のせいで
 墜落す ....
 傘の下で笑う
 あふれる殺意で

 
 階段を流れて落ちる
 雨に
 気がふれる


 ゆがんで見える
 横断歩道の白線が
 濡れた足元のしみの
 曲線が
 ....
 ていねいな言葉をかさねて
 だれがぼくの心を知るだろう
 ひからびたぼくの腕の中で
 目を覚ました人が
 夢を見るのはもういやだ
 と言いました
 さめたぼく ....
 さっきからおれは気が狂ってる
 生き抜くことしか考えつかない
 コップの底に残ってる最後の水を
 飲み干して
 ベッドで眠る
 カーテンを燃やし尽くす
 握りしめた太陽を ....
 13階建てのマンション
 焦茶色の非常階段
 オレンジ色のバスケットボールが
 弾んで落ちる



 送電塔の電線が
 切れて
 絡まり
 踊り場の縄跳びの少 ....
 俺は月を見ていた。
 月は俺を見なかった。


 おまえのことを
 思い出し
 夜はよく眠れる。
 朝に起きる。


 昼。
 ショートケーキの苺を ....
   




 呼び鈴を押さずに聞こえたドアの向こうの声を辿って私
 水槽のある風景に赤いインクを落としました
 この世に存在するすべての平行線が美しい、と
 ずいぶん暮らした街から ....
 目覚めたのは何時でもいいだろ
 パンの朝食でコーヒーを飲んだ
 新聞を読んだ
 もうその記事など一つも覚えてない
 世界が反転すると何色だ?
 反転する ....
ソマリさんのカンチェルスキスさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナダレ遊戯- カンチェ ...自由詩705-11-9
手羽先スタディー- カンチェ ...自由詩405-10-7
ころがるちゅうしん- カンチェ ...自由詩10*05-9-14
行方不明の朝- カンチェ ...自由詩3*05-9-14
当たり前に死んでいくだろう- カンチェ ...自由詩5*05-9-14
やさしい活気が乱暴に穴を開けた- カンチェ ...自由詩8*05-9-12
楽園- カンチェ ...自由詩11*05-9-7
こわれた背筋- カンチェ ...自由詩5*05-6-20
そらを掘る- カンチェ ...自由詩1005-6-20
任意- カンチェ ...自由詩605-6-17
うるおう- カンチェ ...自由詩1005-6-11
カスタム- カンチェ ...自由詩705-5-6
着地点- カンチェ ...自由詩705-4-6
俺はショートケーキの苺がつぶれ落ちるさまを眺めおまえの心臓の ...- カンチェ ...自由詩605-3-25
ムーヴィング・自転車- カンチェ ...自由詩404-12-7
袈裟懸けメロウ日記- カンチェ ...自由詩6*04-10-17

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