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 草の茂みから 
 木の上へ
 さらに
 低空から
 中空へと舞ふ
 一匹の蛍

 漆黒にあらがひ
 淡く
 かぼそき線を曳き
 線といふよりは
 点滅
 ・・・・・・・
 ....
 暮れなづむ山の湖を

 一羽の白鳥が滑つていく

 湖心へとーー



 周囲と断絶したわけでもないのに

 他の鳥たちに追はれたわけでもないのに

 白鳥は湖心へと静か ....
  木はただ黙ってつっ立っているのではない




     両
      う
       で
        を
  木はかならず      立 っ て い る
       ....
 このままの状態では
 生きていけないと思つたから
 突然おれは走り出した
 走ればどうにかなるといふものではない
 どうすればいいのか判らないから
 走り出したのだ
 人間の行為なんて
 ....
 

    カッコウ


  人里に来たカッコウは

  しきりに

  何かを告げようとしているが

  村はあいにく農繁期

  耳をかしてはいられない

  そこ ....
THANDER BIRDさんの杉菜 晃さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いのちの- 杉菜 晃自由詩7*06-7-22
湖心へ- 杉菜 晃自由詩2*06-7-3
- 杉菜 晃自由詩4*06-7-1
真夜中の走者- 杉菜 晃自由詩4*06-6-26
カッコウ__オウム__キツネ_・・・・・- 杉菜 晃自由詩6*06-6-22

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