すべてのおすすめ
水を、欲している
のどの ずっと奥のほうで
さかなが泳いでいる



季節が融けはじめていることに
気づいたときには もう
わたしのなかの海は 浄化され
沈殿していた過去があふれ出て ....
   
{引用=  あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
  越えられない高さに、すこし安心した}   





砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り




透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢




あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
パーティーは散々だった
おやすみ、のあいさつの方角へと
だいだい色のシロップが
ゆっくりと流れて 
しだいに
粘性を増してゆく、
夜の


水の底で ゆうべ、まき散らされて
わたし ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
宮前のんさんの望月 ゆきさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
回遊、わたしのなかの、- 望月 ゆ ...自由詩58*07-4-4
不感症の夜に- 望月 ゆ ...自由詩63+*06-5-17
教科書を、閉じる- 望月 ゆ ...短歌37*06-3-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
過酸化水素の夢- 望月 ゆ ...自由詩45*05-9-16
空をみていた午後- 望月 ゆ ...自由詩49*05-6-8

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する