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テントの外の
雲は鳥のようで
月は、まんまる

ああ僕、
あの月で玉乗りをしたら
きっともう一度笑えるのに

おどけすぎた道化師の詠んだ
詩の先があまりにも尖ったから
あの人は死ん ....
繰り返される
果実の落下・落下・落下、の
地面で重複してゆく破裂の匂い


それだけを呼吸し、それだけを呼吸したら
わざと気化したくなるほどの、それはひとつの悦びか
 ....
僕は貴女に触れる全てに嫉妬する
僕は貴女の触れる全てに嫉妬する
新幹線のぞみ22号で
トンネルも
山も
街も
風景をシャッフルだ

ああ
僕は恋人に逢いに行く

携帯のメールも
僕のはやる心も
空に弾けて
砕けそう

銀緑の光線が
四 ....
ひとつ告白しますが

私はキツネです。

この頭脳は

随処で都合よく化けて人を欺くように

精緻にプログラムされています。


ひとつ明らかにしますが

あなたはタヌキです ....
ここは誰かの土地だから
入ってはダメよ
ほら2センチはみ出して
男の子がひとさし指を削がれたよ
にこにこ笑いながら
誘うおじいさんとおばあさん
ダメよ入ったら
ほらまたはみ出して
きれ ....
パーティーは散々だった
おやすみ、のあいさつの方角へと
だいだい色のシロップが
ゆっくりと流れて 
しだいに
粘性を増してゆく、
夜の


水の底で ゆうべ、まき散らされて
わたし ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
窓から空を見上げると
 直線的なエッジを持った二条の白い雲がある。
 これは、と思ってよく見ると
 天井蛍光灯の映り込みだった。

 そうだ、自然界には直線は無いか極端に少ない
 直線 ....
おおきなお空の、
でっかいおめめさん。

まんまるね。
あかるいね。
あったかいね。

お空を見上げたら、
いつもあなたがいるの、
いつもあなたが見ているの。 ....
いつも強く、怖そうな君。

実はすごく、やさしい君。

私は知ってる。

弱りかけの猫を、家につれて行って

看病してた君。


本当はやさしいのに、それを表に出さないでいる。
 ....
木々の葉は
さわさわと風に揺れ
わたしを誘っている。
緑がわたしの眼を射抜く。
胸がきゅうと縮んで苦しくなる。
森羅万象、全知全能の神までも動きを止め、
全てが凍りつき、
わた ....
シュッって音がした後に

私の手首は赤くなる

寂しさと 悲しさとと

いくつかの好奇心を胸に

真っ暗な部屋で一人

赤に染まる私

汚れていく私

涙を流す私

救 ....
最近建ったばかりのマンションとマンションの間の
僕の生まれるずっと前から建っていた瓦屋根の上に
大きくて眩し過ぎる白い太陽が昇っているある日だ

その日は朝から風が涼しくてインドア派の僕の白い ....
誰かが夜中にノックした
コツンと一度きりノックした
ドアの後ろからそっと覗くと
蛍光灯の通路が白く乾いている
あるいは秘めごとの嫌がらせに
甲虫が当たっただけかもしれない

ベトナムの木 ....
そんなもので壊されたり
そんなことで傷ついたり
オレンジの中でそういうのを忘れた私は
灰色に向かって立ちつくし

崩れた土を踏み潰す

全部消えればいい
でなければ私が

それをど ....
闇夜のなかで
怯えて震えるひとのとなりで
その闇に目が慣れるまで
ただただ一緒に目を凝らそう


闇夜のなかで
それでも「なにか」はあるのだと
気づいてからでも見上げること ....
パクッと食いつく
鼻の下と上唇の間に
何か鋭利な物が貫通したのを
僕は確かに感じるんだ
この水よりも遥に冷い何かを


魚には痛覚神経がないという
心地よく泳いでいてふと目 ....
いつも強がってきた 君の前では
だけどもう だめなんだ・・・
重すぎてだめなんだ
苦しくて 悲しくて 涙が止まらない 
ごめん・・・君を困らせてしまうね
すぐに涙を止めるから 笑顔になるから ....
「やりたいことなんか何も無い ゆめ、希望なんか持つものか」

今はそんなこと言っていた僕じゃない

変わったんだ僕 変われたんだ君のおかげで

かたい殻の中でうずくまっていた僕じゃない
 ....
まず、最初に言っておくけどね。
冷凍室から取り出したばかりのアイスキャンディーを
すぐに舐めてはいけないよ ホワイト

表面を白く覆う 霜という物が消えてから
静かに舌で突っついてさ 甘 ....
もずくがすきなのだ、と 初対面で言い放った
うみ育ちのあなた に コロリ

わたしは どこまででも わたしだから
かならずしも 噛み合うばかりが さだめじゃないの
ラララ どこかで聞いた ....
もういいや
もういいよ
さよなら
さよなら

そんな風に社会は成り立ってくれません
なぜだかいつも

幸せのあとには不幸がやってきて

心のバランスが保たれる



希望はどんどん膨らんで

時に

希望のほうが重く
ドロップ缶 カラカラ鳴らして
君と歩いて

いつから蹴り始めたのか
解らないその石を

君はテンションに任せて
思い切り蹴り上げ

ガシャーンと
どこかのガラスを割ってしまって
 ....
君は幾つの仮面を

持っているんだい?


朝の顔、昼の顔・・

そして夜の顔


君のどの顔を

信じればいい?


いや、どれも全て

仮面かもしれないな ....
お嬢の小唄を
宙に放れば
おてんと様が照らしてくれる

小僧の小唄を
地に撞けば
根っこの隅々しらべてくれる

手毬唄、ひとつ
この手に優しい
中身かどうか
優しくこの手に帰 ....
なすときゅうりの馬なんて
のれないよねえ とつぶやいたとき
お兄ちゃんは
ひらたくて少し冷たい手のひらで
あたしの手を
つかんでいた


じいん と鳴る
すずしいかぜに 


 ....
唇で、
嘘をついて、
君の中に、
忍び込む。

舌には舌で、
指には指で、
嘘をついて、
君へ、
滑り込む。

甘い汗、
舐めて、
蜜。

吐息、 ....
梅雨の雨にキスをして、
みなさんじめっとさようなら。

空っぽ空にキスをして、
みなさんからっとさようなら。

太陽の果実にキスをして、
みなさんおいしくさような ....
又一さんの自由詩おすすめリスト(35)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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【か】・・『仮面』- toto自由詩105-7-17
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