すべてのおすすめ
飴色の地盤は
不思議を綴じた歴史を詠う
黒絹が天空を翳ませ、解れた模様を編んで流す
苦笑いしつつ光の輪を頬に受け、寂しい溝に沿う路をどこまでも慕って
鍵型の角、真っ白い蹄の牛が、艶やかな車の輪 ....
プリントを落とし
小さい彫刻刀を握る
傾いているのは体ではなくて心ではなくて時計の針
何もが引力を持ち始める
つま先の下でどよめいている川音
水が果てへと呼んでいるのかしら
流 ....
c
黒い火薬に火をつけて
炎の色をさらさらと崩しながら
風に流したの
風があるから
ほんとにきれいなのよ
c
教室の窓から腕を伸ばすと
煙の瞼を閉じて龍は
嬉 ....