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惚れるひとつ。
溺れるふたつ。

ここにひとつ影。
ふたつ追憶に溺れる。

果てる波みっつ。
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
シマウマに、
横線引いて○Xをする。




「鹿と見た!。」
 ほんとに見たのか?。
 馬鹿ヤロぅ。

「あんた誰?。」
 知ってりゃ鏡に訊くものか!。 ....
月の滴り糧にして、
傾くが儘に流れ征く。

果ての浄夜は音も亡く、
地を這う我影、
唯ひとつ。
るぅ、




りる、
りらぁ。

ふるりらぁ。


小さく、
目を開けて。


鍵盤の上、
踊ってるよ。

こびとさんたち。



 ....
「あなたはね。
 卵から生まれたの。
 それはそれは痛くって、
 とっても大変だったのよ。」

それが母の口癖だった。

嬉しいことがあったときも、
悲しいこと ....
隣の白蛇が、
皮を脱ぐ。

彼は失恋すると、
いつも絶食して、
いつも脱皮する。

センチメンタルなのだ。

脱皮する少し前から、
蛇の目は白濁しはじめる。 ....
君の為に書こう。
君に向けて書こう。

そう決めて、
昨日一日、
ずっと考えたけれど、
何も書けなかった。

だから、
平凡だけど、
こう書くよ。

お ....
救急車が来ない。

だから、
ないてみた。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

救急車は来ない。

周りには、
こんな ....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。

わたし、
ひとになれません。


きっとね、
こんこんこん。
と、
扉がいったので。

とんとんとん。
と、
返しました。

外に出る。
と、

誰もいませんでした。








 ....
電池が切れた。
電池は切れていた。

もうずっと前から、
電池は切れていたんだ。

嘘を付いていた、
まだ動くから。
切れてない、
演技していた。

怒る ....
手を離せば、
自然に落ちてゆく。

それは抵抗もなく、
するり簡単。

しがみつく、
醜い姿。

向こうに鏡。

お前を落とす、
引力に惹かれてる。
 ....
うんちくんたちは、
考える。

やわやわうんちは、
柔軟に。
かたかたうんちは、
堅実に。
からからうんちは、
狡猾に。
ふみふみうんちは、
卑屈に。

 ....
地底人さんの朝は早い。

日の昇る前から働いて、
せっせせっせと働いて、
日が暮れたって、
月が笑ったって、
まだ働く。

地底人さんは穴を掘る。
くる日もく ....
おおきなお空の、
でっかいおめめさん。

まんまるね。
あかるいね。
あったかいね。

お空を見上げたら、
いつもあなたがいるの、
いつもあなたが見ているの。 ....
ぷるぷあ。
ぷるぷあ。

るら。
ぷるぷあ。

息ひそめて、
ごらん。

これは夢。
現世で見る夢。

ほら、
彼女が目を覚ましたよ。



 ....
陽は斜めに、
影は長く伸びる。

あの足跡まで、
もう少し。

ようやく影が、
足跡を捕まえた時。

旅人は、
部屋を出た後だった。

カーテン。
ふ ....
わたしは、
あなたのたわし。

たぶん、
そうなの。

だって、
たわし以前の記憶が、
わたしにはないんですもの。

だから、
たわしはわたし。
わたし ....
三発目のライダーキックが、
不発に終わった時。
ジューの命運は尽きていた。

だが、
ここで敗北を、
認める事は出来ない。

来る金目鯛星人の襲撃を、
眼前に ....
盗んだ船で、
沖に出る。

今年の夏は、
もう終わるけれど。
今夜はらりほー。
朝まで無敵!。

右手にアルコール。
左手に紫煙。

頭のてっぺんまで、
 ....
午前三時。
君はまだ喋ってる。

冷えたパスタを、
フォークで突っついて、
ぺちゃくちゃり。

ワインを、
手酌で注いで、
ごくり飲み干して、
ぺちゃくちゃ ....
純粋ならざる錬成から生まれ、
おぞましき獣となりて、
いまだ人ならず。

異物、
或いは汚物を喰らい、
蛆と成り果て、
蔑まれようとも。

いつか人と呼ばれる ....
あの日から、
背負ったこの柱は、
復讐だったのかもしれない。

だがもういい。
もういいんだ。

おれは後数日で、
十五から背負い続けた、
柱を下ろし、
そ ....
泡立つ球体を、
一息に飲み干して。

どろーむ。
どろーむ。
しんどろーむ。

ぴーたーぱんは、
三時に食べた。











 ....
ひとしずく、
ひと掬いの時。
誰も振り返らない。

人しずく、
ひと救いの時。
誰も振り返らない。

ほら、
また落ちた。








 ....
すいかだった。

真っ二つに割られたすいかが、
テーブルの上に、
どでんと置かれている。

どこを見回しても、
スプーンがない。

仕方がないので、
そのま ....
夜霧の向こうで、
待っている。
蝸牛。

にょきりと、
角を出してご挨拶。

こんにちは。

ゆるりゆるり、
糸を引き。
てらてらり、
雨水舐めてゆきま ....
今も覚えてる。
素っ気ない茶封筒。
ボールペンで書かれた名前。

八枚と、一枚と、三枚。
四枚と、二枚。

一ヶ月はぺらぺらしていた。

時間について考えた。 ....
それが誰なのか、
記憶を探れば出てくるが、
誰が誰であったか、
この部屋では関係ない。

窓の向こうに手を伸ばそうとも、
扉の向こうに声を掛けようとも、
ひとつも ....
千波 一也さんのPULL.さんおすすめリスト(174)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_ひとつふたつ。_」- PULL.自由詩13*06-1-30
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」- PULL.散文(批評 ...17*06-1-19
「_阿呆句。_-_鹿馬談義。_-_」- PULL.俳句3*06-1-18
「_夜旅。_」- PULL.自由詩12*06-1-16
「_夜想。_」- PULL.自由詩10*05-12-14
「_たまご。_」- PULL.自由詩15*05-12-11
「_皮を脱ぐ。_」- PULL.自由詩16*05-12-8
「_ぷれぜんと。_」- PULL.自由詩14*05-11-10
「_ぴぃーぽぉー。_」- PULL.自由詩13*05-9-25
「_がらぱごす。_」- PULL.自由詩13*05-9-20
「_こんと。_」- PULL.自由詩16*05-9-16
「_電池が切れたら、さようなら。_」- PULL.自由詩20*05-9-15
「_引力に惹かれてる。_」- PULL.自由詩7*05-9-14
「_うんうんごっこ。_」- PULL.自由詩7*05-9-12
「_地底人さんがんばる!。_」- PULL.自由詩13*05-9-11
「_おめめさん。_」- PULL.自由詩11*05-9-10
「_ぷるぷあ。_」- PULL.自由詩3*05-9-7
「_かーてん・こーる。_」- PULL.自由詩12*05-9-5
「_たわしはわたし。_」- PULL.自由詩6+*05-9-4
「_君よ、チ玉を守れ!。_」- PULL.自由詩12*05-9-2
「_湖面にて。_」- PULL.自由詩5*05-9-2
「_それからどしたの?仔猫ちゃん。_」- PULL.自由詩13*05-8-31
「_異物、或いは汚物を。_」- PULL.自由詩16*05-8-25
「_はしら。_」- PULL.自由詩13*05-8-24
「_しんどろーむ。_」- PULL.自由詩7*05-8-21
「_ひとすくい。_」- PULL.自由詩13*05-8-21
「_すいかぶり。_」- PULL.自由詩12*05-8-20
「_うご。_」- PULL.自由詩7*05-8-19
「_十五歳、夏。_」- PULL.自由詩8*05-8-16
「_冷たい紅茶。_」- PULL.自由詩17*05-8-12

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