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その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。

雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
知らないホテルの片隅で、
丸くくるまって君の寝顔を見てる。

ひとりでは眠れないというから、
毎晩、君が寝付くまで色んな事を話す。

あの鮮やかな初夏の想い出を、君 ....
湿った風が頬を撫でる。
低層とはいえ、
屋上に吹く風は、
やはり地上より少し強い。

初夏の太陽のまなざしを受け。
はたはたと、
風に揺らめく白いシーツは、
恥 ....
逃げるんだ逃げるんだ。
鬼が来るから逃げるんだ。
家も家族も生活も、みんな捨てて逃げるんだ。

梅雨の雨に涙を隠して、
梅雨の霧に身を隠して、
蜜夜の闇に君は守られ ....
唇で、
嘘をついて、
君の中に、
忍び込む。

舌には舌で、
指には指で、
嘘をついて、
君へ、
滑り込む。

甘い汗、
舐めて、
蜜。

吐息、 ....
梅雨の雨にキスをして、
みなさんじめっとさようなら。

空っぽ空にキスをして、
みなさんからっとさようなら。

太陽の果実にキスをして、
みなさんおいしくさような ....
そんなに強くしないでと、
君はいう。

構わず痕を付ける。強く。
あいつの知らない場所に、おれの痕を付ける。

おれを愛した唇で、
あいつを愛撫して、
おれが愛 ....
七夕や清く正しい朝帰り。 君に触れたことはない。
君を弾いたこともない。
だけどこんなに心惹かれてる。

これは君のため息。
心弾かれて、今夜も音を愛撫する。








 ....
想い髪を切りにゆく。
君が嫌いだったこの長い髪。
君に逢うために切りにゆく。

あれから一度も切っていない。
そんな泣かせることは言わない。
何度だって切っているし ....
夢のまた夢だった。
子供の頃のワールドカップ。

クライフのプレーをTVで初めて見た日。
あの瞬間の衝撃を、今も鮮明に覚えている。

学校を休んで見に行った。
ワール ....
この地に立つのに、
他の誰の踏み台も必要としない。

言いたいことは、ただそれだけだ。










{引用=追記。これは先に投稿されている霜天さ ....
彼女が舌を出したから、その舌を咬んだ。
驚いた彼女は逃げようとしたけれど、抱きしめて離さない。

それはとても柔らかく、濡れている。
呑み込んで、喉の奥まで味わう。
やが ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
傾斜した視界には、
卑猥なモザイクもないから、
グロテスクなまでに素敵にエロティック。

桃を剥くみたいにピンキーな、
林檎の芯みたいなニードルで、
カカオの噴水はエレ ....
日がな一日中考え。
また朝を迎え、一日を考える。

五月二十九回目の朝、今この時間。
五月二十九回目の朝を考えている。

三十四回目の五月。
死ぬ理由と生きる理由 ....
脚で折れるものは、なんでも折った。
脚で砕けるものは、なんでも砕いた。

この脚は、おれの凶器で狂気。

おれは天才だと、
思っていたあの頃。
この脚さえあれば、
どん ....
天窓の向こうを見上げたら、
空は一面の白い雲。

だから、絵の具をちょっこりのせて、まぜて。
お絵かき描き描き、そうしたの。

お空のパレットさん。
今日のご機嫌いか ....
うでをくるくるさせるのも、
あしをくるくるさせるのも、
くびをくるくるさせるのも、
こしをくるくるさせるのも、

ぼくはとくいです。

だからぼくはくるくるぱーぁです。

 ....
詩を書く前から、
セックスを知っていた。
セックスの意味を知る前から、セックスをしていた。

だから詩を書くよりも、
セックスの方がなれている。
セックスの詩を書くよりも、セッ ....
Kをして、Pを舐めても、Fはまだ。




ぺろぐりと、なんて卑猥な69.




Qエスチョン、Cの皮を剥いたなら?。




正常位、イクときいつ ....
口移し、絡んで伝う、舌の味。




ため息に、愁い感じて、Kで塞ぐ。




恋盗られ、その一瞬に、涙呑む。




滲む影、瞼に映る、想ゐ人。

 ....
コップ半分の水の話があるやん。
半分もあるのか?。
半分しかないのか?。

ってやつね。

むっちゃええ見方やと思うんよ。
ものは見方しだいで、味方になるんよ。

世界中 ....
笑えない部品はひとつもない。
おれの中に、
信じないなら。
分解してみな。
旅に出よう!。
そう思い立ったとき、
手にはテレビのリモコンが握られていた。
画面ではバスタオルを巻いたオネイチャンが、温泉のレポートをしている。

濡れたタオル越しに、
ほん ....
もけはチェロのように鳴く。
もけはタンポポみたいに柔らかい。
もけはぷくぷくしていて、ぽこだ。

もけは時々すねる。
もけは時々おいたをする。
もけはいつも寂しがりやだ。

 ....
きょうからぼくはうんちなのだ。
ゆうべかあさんががんばってくれたのだ。
うまれたてのできたての、ほやほやほやがいなのだ。

うん子はぼくのことをみじゅくだっていうけれど。
そうい ....
早寝早起き朝立ちもっこり。
目覚めの一発、まどろみ二発。
今朝も元気で気持ちんよかぁ〜。

シャワーに歯磨き髭をジョリ。
熱風ドライで今日の分け目は左分け。
真っ黒コーヒー飲み ....
肌刺す雨。
独りで歩いた赫い森。
引き返すことも引き戻すことも為らず。
感情は法悦した。

記憶鮮明。
視界不良。
雨、つたう頬。
息遣い、手に宿る。

森に眠る死体は ....
銀のスプーンで愛撫して、
ダージリンはシューベルトを歌う。
千波 一也さんのPULL.さんおすすめリスト(174)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_いわ。_」- PULL.自由詩11*05-7-18
「_そして祇園祭が終わる。_」- PULL.自由詩11*05-7-16
「_湿った風。_」- PULL.自由詩5*05-7-13
「_鬼さんこちら。_」- PULL.自由詩4*05-7-13
「_君は嘘を。_」- PULL.自由詩6*05-7-12
「_さよならさんに、さようなら。_」- PULL.自由詩8*05-7-12
「_残酷に。_」- PULL.自由詩6*05-7-10
「_七月七日、朝に。_」- PULL.自由詩4*05-7-7
「_グランドピアノのため息。_」- PULL.自由詩8*05-6-22
「_想い髪。_」- PULL.自由詩8*05-6-22
「_水曜日の蹴球。_」- PULL.自由詩2*05-6-8
__「_孤立点。_」- PULL.散文(批評 ...1*05-6-7
「_舌を咬む。_」- PULL.自由詩2*05-6-4
「_夜のアンモナイト。_」- PULL.自由詩8*05-6-1
「_傾斜。_」- PULL.自由詩4*05-6-1
「_そして五月は二十九回目の朝を迎える。_」- PULL.自由詩3*05-5-29
「_蹴撃。_」- PULL.自由詩2*05-5-27
「_27日の朝。天窓の向こうを見上げたら。_」- PULL.自由詩3*05-5-27
「_くるくる。_」- PULL.自由詩3*05-5-18
Sex_And_The_Poetry._Vol.1_「_Li ...- PULL.散文(批評 ...3*05-5-15
「_阿呆句、参。_-_Sex._-_」- PULL.俳句3*05-5-6
「_阿呆句、弐。-_恋愛編。_-_」- PULL.俳句4*05-5-5
「_ものは味方しだいやと思わん?。_」- PULL.自由詩4*05-4-30
「_部品。_」- PULL.自由詩4*05-4-30
「_ぷっちんぷりんは揺れている。_」- PULL.自由詩1*05-4-29
「_もけ。_」- PULL.自由詩9*05-4-26
「_きょうからぼくはうんちです。_」- PULL.自由詩2*05-4-25
「_これがわたしの必殺技です。_-_朝立ちの章。_-_」- PULL.自由詩2*05-4-23
「_赫い森。_」- PULL.自由詩2*05-2-26
「_不思議な紅茶。_」- PULL.自由詩2*05-2-12

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