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単線の始発に乗り、
誰もいない車両に一人きり
私はそっと小さな町に背を向けた。
振り切った家族の手とか
待っている恋人の顔とか
浮かんでは消えていく。
やっと始まっていくのだと
....
紛らわすために見逃した。だがすぐ寂しさに気がついた。
紫色の夜が駆け出す。文字は否応なしに同方向に顔を向け、背伸びしている。
膝先の夜を蹴っとばしたくなった。どうせ目撃者は星か水滴かなんかだ。 ....
千波 一也さんのSoukoさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
藍色の空
-
Souko
自由詩
3
07-10-16
道化と星
-
Souko
自由詩
3
07-10-6
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