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ごみばこを あさって
まだ つかえるもので
でっちあげる もっと
ぶざまに あさましく
いきるための うたを
おちてゆくとき 全景がみえた
滅びのあとも 日々のいとなみはつづき
死んでいるとも知らずに 人々が暮らす街の
道だけが いのちあるもののように
地平線へ向かって のびていた
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
死ぬほど
痛いと思ったら
めずらしく
背中に 星が
ささっていた
ほとんど 売れないので
こまかく ちぎって
鳥たちに くれてやる
ごくまれに 心に
翼をもつひとが 買いにくる
いきなり
砂から 立ち上がって
わたしの目の前で
復元する ひと
ああ! 
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
 詩とは何か。その問いに答えられない。何十年もやっているのに、わからんのだから仕方がない。その問い自体が、名づけられない詩のようなものだ。じっさい詩は問いであると述べた詩人がいる。たしかに、そのような .... ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
濡れている
そして ひょろながい
足のうえの
女の からだを
ひもといている
どんな たくらみが
わたしを 必要とするのか
無私であるならば
心から よろこんで
裏切られもしよう
ほし が でている
こんや は ここで
たおれよう なんの
みかえり も なく
ゆめだけ を みて  
腰のまがったひとが
夜のとばりに 星をうえていた
しんぼうづよく ことばを
なくす過程が 大切なのです
と おしえてくれた
木々が 葉を
ふり落としている つつみ隠さず
冬と真向かうために ここは
きびしさを みずからもとめて
白鳥が わたってくる荒野です
敵をもたぬ者は まずしい
誰よりも わたしのことを
かんがえてくれる あなたのことを
何よりも かんがえぬいて 完膚なく
やっつけて しまいたい
あら どなた だったかしら
ずっと まっていたのに
ばか
いますぐ とんでいって
ひっぱたいて やるから
しゃらくさい ぼうや
いいだろう ともに行こう
知識は たゆまぬ 経験から 
うまれる 千年 生きても
まだ 冒険が たりない
砂をつかんで はなつ男がいる
砂はどれも 鳥のかたちになり
おちて こわれる前に
風がすくって せっせと
雲の巣へ はこんでいる
いい匂いの おねーさん
風にゆれる 若木のような
ほほえみを ふりこぼして
うつろいよりも はやく
少年を 朱に染める 
むすびめに つまずいて ころんだ
ものずきに おなじみちをきた
きみも つまずいて ころんだ
そこで ふたりは むすばれて
あたらしい むすびめになった
ふしあわせな こころに
にじを かけそこなった
せつなさの はてを はなで
かざれなかった きみの
ためだけに いきられなかった
木かげに つむじ風の
セーブポイントが ひらいている
冒険のつづきを おもいだしたが
もうしばらく 汗にまみれて
働いてからにしよう と思う
川の上流で
洗いおとした
顔が いくつも
よどみに
たまっている
戦中戦後の「マチネポエティク」から現代の「中庭詩集」までの定型詩の試みは、口語自由詩のとめどない散文化への警鐘であった。それは個々の作品うんぬんよりも、饒舌冗漫でいつ果てるともない詩法へのあてつけとし .... 少年少女たちが つどって
いっせいに 深呼吸をする 
青空に 結節性陰影もなく
きよらかで わたしには
死ぬほどの 毒である
クレープを たべながら
女の子たちが へらへら
そよかぜに とばされている
男の子たちは ぼろぼろ 
あるきながら こわれている
夜が ひろがり
のばしきった 手のさきに
星をつける
道から はずれたひとが
砂に ぬかずいている
もっと言葉に まみれよう
ぼくらは いのちが
水から うまれた道を
混沌と清純をつらぬいて
原初の呼吸まで さかのぼる魚です
奥さん 塩ふいてますよ
台所に立つ妻の あらわな肩を
愛情表現のつもりで ぺろり
なめたら いやというほど 
ぶん なぐられた
手作業が大事です
自分との戦いです
バーストしたあとの
むなしさのたびに
大人になります
千波 一也さんのみつべえさんおすすめリスト(88)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(リサイクルの話)- みつべえ自由詩507-6-10
そろもん(鳥瞰の話)- みつべえ自由詩1007-6-6
そろもん(公園のベンチの話)- みつべえ自由詩1007-4-6
そろもん(大吉の話)- みつべえ自由詩707-3-26
そろもん(雲のパン屋さんの話)- みつべえ自由詩1107-3-22
そろもん(感嘆符の話)- みつべえ自由詩607-2-21
そろもん(ワンシーンの話)- みつべえ自由詩807-2-18
●そろもん第四の栞- みつべえ散文(批評 ...1007-2-14
そろもん(スタートポイントの話)- みつべえ自由詩1007-2-4
そろもん(指の話)- みつべえ自由詩207-1-16
そろもん(友情の話)- みつべえ自由詩407-1-13
そろもん(旅人の話)- みつべえ自由詩1206-12-14
そろもん(導師の話)- みつべえ自由詩806-12-2
そろもん(サンクチュアリの話)- みつべえ自由詩206-11-27
そろもん(宿敵の話)- みつべえ自由詩406-11-24
そろもん(ヒロインの返信の話)- みつべえ自由詩406-11-19
そろもん(老魔法使いの話)- みつべえ自由詩606-11-17
そろもん(幻術の話)- みつべえ自由詩406-10-26
そろもん(あこがれの話)- みつべえ自由詩406-10-10
そろもん(結び目の話)- みつべえ自由詩706-9-27
そろもん(青年の話)- みつべえ自由詩506-8-10
そろもん(炎天下の話)- みつべえ自由詩206-8-5
そろもん(停滞の話)- みつべえ自由詩406-7-28
●そろもん第三の栞- みつべえ散文(批評 ...706-6-14
そろもん(ラジオ体操の話)- みつべえ自由詩606-6-12
そろもん(街角の話)- みつべえ自由詩706-6-7
そろもん(キャラバンの話)- みつべえ自由詩706-6-6
そろもん(歴史的現在の話)- みつべえ自由詩706-5-31
そろもん(セクシャルハラスメントの話)- みつべえ自由詩9*06-5-30
そろもん(自慰の話)- みつべえ自由詩606-5-27

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