すべてのおすすめ
くちなしの花が咲き終えようとする頃に
空はセロファンのように震え
雨粒をくわえた鳥がひと足先に海へと向かう
砂浜に音も無く降る雨が
そこから遠い鉄塔の下で匂っていた

しだいに背の高くなる ....
ラジオからはアフリカの音、マリとしか憶えられ
なかった歌は、その美しさだけをカーテンの隅に
残し、此処に、初夏に、近付く朝がしんと明ける、

よく晴れた日の昼間でも電気をつけないといけな
い ....
千波 一也さんの新谷みふゆさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならの陰影- 新谷みふ ...自由詩10*06-8-18
白の発光体- 新谷みふ ...自由詩8*06-7-21

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する