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きみが
卵をたべたいと
いうから
だから
ぼくは
三匹ならんだ
かえるのひみつを
はなしたんだ
なのに
きみときたら
ながいはなしの
あとに
ひとこと
....
いつの間にか
和らいだ青色に
滑るように重ねられた
白色が
ゆっくりと
南へ流れてゆく
ああ やはり
とどまることは
許されずに
見上げても
見下ろしても
吹き抜ける ....
読みかけの本が
テーブルの上で
風を受ける
ぱら ぱらぱら
微睡みの中から
引っ張りあげるには
物足りなかったようで
ポットとティーカップを
そっと置いて
鼻をつまもうか ....