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花の匂いは、十一月の始まりに 「菊。
拡散した夜の悶えにも似て
許されぬ 禁断の愛を、むりやり奪うキッス
そして男たちの作る、百足の行列
いや蝸牛への接吻と舌づかい
ぐるぐる輪を描く、ラ ....
湖面に幽かな波紋をのこして沈む
かたちなき夜の杖が
ことばもなく
彷徨う声の虚しさに散らばる
沈黙の
ただ拡がるばかりの濡羽色の森は、
音もなくざわめき
漂う、 ....
破れ、はためく帆と罪の波間にとぶ 潮しぶき
低い空の大理石にも似た模様が 狂い、ちぎれ
セイレーンの叫びに群がるのは、
姿なき乳濁色の「ざわめき。
水の泡立ちに「美しく覗く 翠の岩礁
神 ....
斑に染まる山もみじ、
濃くたちこめた秋の匂いに騒ぐ、
枯れ落ちた葉のざわめき
そして悪戯な、
木蔭を這う{ルビ下=しも}風 )))
そうだ哀しみは、
雲ひとつない秋空へと昇ってゆく
....
絡みつく蛇たちの螺旋の夜
巧みに縺れあう虚無と/いのち
淫らな匂いのする、耀う肌の粘りに
虹色の鱗は冴ゆる星の瞬きを映す
やがて消失する碧暗い空にむかって
聳える漆黒の怪奇な木々は
だらし ....
ジェットコースターに乗って
鋭角の下り坂を転げ落ちるように
とろけたチーズを素早く伸ばして千切り
ピザを片手に口説きつづける野郎
テーブルの上の赤いキャンドル
♪〜ダバラ/バラ 〜シャバ ....
{引用=
日の涼しいころ、
白い開襟シャツを着て家を出る
それでも蒸した空気が
まだ動こうとしないな ....
千波 一也さんのatsuchan69さんおすすめリスト
(37)
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日付
超絶即興詩
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atsuchan69
自由詩
6*
06-11-3
水底の杖
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atsuchan69
自由詩
6*
06-10-25
海の藻屑
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atsuchan69
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5*
06-10-11
郷愁のカリンニコフ
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06-10-8
「_」
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06-10-3
素晴らしき恋
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06-10-1
汗の滲み
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atsuchan69
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4*
06-8-19
1
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