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祈りは
誰かにむけるのではなく
私の中に沈んでいくだけだった
地下鉄は
風景なんて
みえないんだ
しらなかったよね
電車に乗って
どこまでも
見渡す限り
風景が ....
灯りを
一つずつ
消していく
浮かびあがる
無数の光が
遠くの
素朴なものを
照らしている
みえる
と
みえない
の
間に
暗い淀みができていて
....
バスケットの
ゆるゆるとした赤い月。
ラベンダーの香りが
階段を伝って匂ってくる。
千波 一也さんの佐藤伊織さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
地下鉄
-
佐藤伊織
自由詩
6*
07-12-30
銀河
-
佐藤伊織
自由詩
8*
07-2-12
香り
-
佐藤伊織
自由詩
1*
06-1-30
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