すべてのおすすめ
(世界は、毎日終わっているのになんで誰も彼も平気なの!)
さんざぐずった女の子は、清潔なシーツですぅすぅ眠る
おもたいミルクの呼吸が、部屋中に立ちこめる
22時、最終 ....
朝焼けはスミレの匂い
だからそんなに
諦めを憎まなくていい
焦煙の隙間から蓮の花こぼれるような、
シャム猫のヒゲに黒真珠実るような、
嘘みたいな軌跡も君とならみれるよ
....
彼女の焼いたケーキは、ただ疲れたからだにわけもなくやさしかった。
それは彼女のくちづけと全く同じで、
僕の舌をぬりかえて泣きつかれた胃袋をずっしりと満たした。
気だるいからだは共鳴して、静 ....
汗を出したおかげか、
底辺だった体調がゆるゆると浮上してきたようです。
時計を見ると、今日がはじまったばかりです。
枕元のペットボトルに手を伸ばすと、小さな土鍋が、そばにことりと添えられていまし ....
なんでかな
あの瞬間はきっと、今なのに
眼球の裏で羽虫が飛び回っている
右耳の後ろの脳が痛い 痛いんですー
固形の薬にはなんだかマイナスのイメージしかない
二番目に古い記憶のラムネ菓子と ....
ただあいたくて、それだけでしんでしまえそうだけど
あの子が火葬場のにおいのする小島で
何も映さず笑っていられますように
忘れることも残すことも許さない
残酷な小鳥でいられますように
午前 ....