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空腹に堪えかねて
絵葉書を呑み込んだ。
青く浮き出た静脈の中を
函館の夜景が漂っている。
一時間が五十分だったり

雲の翳りを見上げるきみとの数瞬が永遠だったり
夏だ
充分に言葉を選べ
テストでは「モラトリアム」と判定されても
その紛れもない中途半端さこそが
僕 なのだ
全き陽光からも水からも逃れて
冷房の効いた古臭い喫茶店を
渡り歩こう

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かおるさんの吉岡孝次さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅情虚構- 吉岡孝次自由詩305-12-6
不規則な生活- 吉岡孝次自由詩505-10-14
僕の初期設定- 吉岡孝次自由詩305-7-28

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