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-「戦後」に
手足が期待のようなものに透け
それを静かに束ね(斜光が胸を薄くする
「きみ、腕が痩せたね
「僕、肩が落ちてね
窓の外から
母たちのお ....
我が浮力は何ぞ
この鳥ならば考えたに違いない
何を見ても灰色
否
我じたいが灰色に充たされた浮体であるとき
眼から脳までの
ながいながい距離
山岳を漸くにして越えると
途方もな ....
無意なる旋回
{引用= ―鳥たちは旋回し
そらに 籠のようなかたちを編みなし}
鳥はそらをとぶ魚
地は往かず
なのになぜ
鳥の ....
{引用= ―飛ぶ そらを
びゅうびゅうと風の音を聴く}
ルルる
おお
手をひろげ
風を身いっぱいにうける、ルル
はてぞない世 ....