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落選の知らせに
落ち込んだ
やっぱりねぇーと
落ち込んだ瞬間
うーむ腹が立つ
なぜ落としたのだ
抽選なのか
実績なのか
見当が付かない
腹が立つ
この怒りを誰にぶつければよいのか
 ....
終わりのないテロと戦う

戦闘機も白い雲の中では
機械の目を頼りに
電波系の学問を頼りに
地上の幽霊
フラダンスを踊る
踊り狂ったフラダンス
地雷原を
吹っ飛ばすように ....
やまねの親子は毬が好き
雪の山道人気が途絶え
歩く人影消えたので
やまねの親子が顔を出す
寒い朝だとおとうさん
冷たい朝だとおかあさん
明るい朝だと子供たち
冬眠醒めたら遊ぼうね
 ....
鉄橋を渡るときは
風が抜けていくから
とてもいい気持ちだ

見晴らしが良く
揺るぎ無い構造に
安心して身を任せ
渡り終えると
すぐに
油断のならない鉄路が続く
緩んだ犬クギ一本 ....
             
玉葱は
球根なんですか

なんですか
とは
なんですか
なんて
きりがない台詞の
終わりは
すかん



かんく
スカンク
蟻地獄の
 ....
はちまきを締めて
タンクローリーで
液化天然ガスを運ぶ

おまえら
圧力の掛かったボンベに詰められ
おとなしく液体にされたままのガス
見栄も誇りも持たないのか
唯々諾々と頭を下げて ....
 

大野の駅で
日が暮れる
大空に
イルミネーション
キラキラと
輝く

電車は
走り慣れた
銀河鉄道に入る

がたがたポイントを抜け
北一文字に走り
気がつくと
 ....
インターネット・セキュリティー
ガイドブックを読む

マイクロマシンのドライバーを
インストールする

パーソナルファイアーウオールを
粉砕するマクロウィルスと
アプリケーションの追加 ....
義理を欠いた
首長竜が
おっかなびっくり
岩陰から顔を出す

音もなく首が伸びるから
新種のヘビかも知れないと思う

そんなことないよね
ヘビは地面を這うから
空中を音もなく飛 ....
リモコンをなくしたテレビ
いつも同じチャンネルで
いつも同じアナウンサー
同じコマーシャル
同じギャグ
同じ時間
同じ
恐ろしくて声もでない
私はこうして真実を知り
故郷を後にし ....
青空が濃くなってきた
空がやってきたのだ
鴉が去って
太陽がやってきて
のんきにお手玉をしている
単調に繰り返すのを
家の子達はいつまでも見ている
目玉が焦げるといっても
信用して ....
水辺のスキャット
目黒のサンマ
裸のビーナス
貝に乗る

半端な海辺で
システム開発
忙しい社会
一株一円
二株二円
証券会社に
買い注文
61万株
1円

私の心は
 ....
原っぱを
分捕る
草を刈る
ボールを縫う
子供を泣かす
犬を蹴っ飛ばす
大人を騙す
直球を投げる
ゴロを打つ
バウンドさせる
ヒットを打つ
デッドボールで泣く
盗塁に失敗して
 ....
明らかなこと
二人が愛していたこと
言葉がなかったこと
羽交い締めにされて殺されたこと
裸足で駆けるランナー
長い距離は無理だけど
と思ったら
ローマ五輪で優勝
石畳みの道を裸足で駆ける
アベベ・ビキラ選手の晴れ姿

バルーンタイヤと呼ばれた
陸王750cc車の ....
3列にお並び下さい
3列に並んで到着をお待ち下さい
3列目のお客様には特別の駆け込み乗車を差し上げますから
到着するまでは静かにお待ち下さい
殺風景な
公園前派出所にも
桜の花を飾る皆 ....
ギターの弦にピタリ張り付く小判鮫は、振るえる乞食の手足が招く一人前ごひゃく円の弁当と声だけが歩く車内の埃を吸い込んで、みんなで声を合わせて見つめる菊人形の羽根飾り、走る土人の顔、人形のような天使、日曜 .... みもふたもないはなしである

漱石の夢十夜の第一話
おんなはあっさりと死んで行く
おとこは大きな真珠貝を手にとって
庭に穴を掘り埋葬する
死亡診断書は何処にある
埋葬許可書はもらったか
 ....
なんでこそくを漢字では姑息と表すのか
それとも姑息が先でこそくと読ましたのか
分からないけど
姑息な結論は止めにして
冷え切った
西瓜を割ることにした
一週間前に
1割引で買 ....
山月記の中島敦は32歳のときに南洋の信託統治領へ教科書編修の旅に出た

トラック島とパラオ島間は
4発の水上飛行機
朝潮に乗り
2000m上空から
輝く海の
小さい島を眺め
 ....
ほんとにいい陽気ですね

魚屋さんの店先でも
おかみさんのお愛想いい感じ
月曜日だというのに
悪魔に魅入られたようないい天気

みんなは外へ出たがっていて
おおくの人が歩いてる ....
葉っぱの影に
潜むのはコビト

小人のような
生きものが
住み着いて
いるのです

風が吹いて
葉が揺れて
小人の顔も
笑ってる

秋が来て
葉が落ちて
冬になり
色の ....
呪文のような傘さして
尖りねずみの胸借りて
赤銅色のポロネーズ
ピアノに乗って踊ります
古いカバンに銀の夢

二口女に見つめられ
魅惑のピアノに
聞き惚れる
囓る
足の指を囓る
囓る
猫の額を囓る
囓る
柱の傷を囓る
囓る
カレンダーの空白を囓る
囓る
固まった真実の躯を囓る
囓る
惚けたふりをする耳を囓る
囓る
駅のホー ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
ようなし

声がしたので
いよいよ来たかと覚悟した
用がないなら帰るよと
帰り支度をしたら
洋梨の皮を剥いている
たくさん貰ったから
お裾分けだといいながら
たくさん剥いてくれる
 ....
もうひとり詩人が欲しいわね
彼女が言うから
もう一人生むことにした

{ルビ同胞=はらから}は多い方が賑やかだ
哀しいときは
兄と妹で手をとりあって泣くのだ

経費のことはまかせな ....
飛び降りたら街道だった
山駕籠を襲って客を突き殺す
駕籠かきは慣れた顔して寄ってきて
分け前を寄こせと言う
知るもんかというと
てんでに杖を構えて挟み打ちにされた
ひとりは払いのけ
残り ....
いつもおそばにおります
柿木の傍らで言われた
たねはそっと埋めておきました
囁くように告げられた

沢庵のおかずで夕食を摂るときは
気が散らない目玉汁を
かき混ぜてはいけません
言 ....
The Boys On The Rockさんのあおばさんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落選通知- あおば未詩・独白4*06-8-29
いきおくれ- あおば自由詩6*06-2-1
雪眠る- あおば自由詩7*06-1-19
平行線の男- あおば自由詩4*06-1-15
空中章魚- あおば自由詩1*06-1-12
新田義貞- あおば自由詩5*06-1-9
タツノオトシゴ- あおば自由詩1*06-1-9
再起動- あおば未詩・独白4*06-1-5
翼手竜- あおば自由詩1*05-12-17
リモコン- あおば未詩・独白3*05-12-11
今朝も- あおば自由詩5*05-12-11
夜明けの水位- あおば自由詩2*05-12-11
野球- あおば自由詩2*05-12-8
無題- あおば未詩・独白2+*05-12-2
破壊ランナー- あおば自由詩1*05-11-19
3列に- あおば未詩・独白3*05-11-16
走光性- あおば未詩・独白4*05-11-13
この馬鹿野郎!- あおば未詩・独白7*05-10-24
姑息- あおば未詩・独白3+*05-10-21
ねこみみをつけたがるおんな- あおば未詩・独白5*05-10-17
タンクトップ- あおば自由詩4*05-10-11
コビト- あおば未詩・独白4*05-10-11
誘惑- あおば未詩・独白2*05-9-29
裏口- あおば自由詩7*05-9-24
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
洋梨- あおば未詩・独白4*05-9-2
月夜- あおば自由詩12*05-9-2
稼業- あおば自由詩2*05-8-28
ボンレスハム- あおば自由詩2*05-8-28

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