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1
また、やってきた
あの苦しみが
たった一人きりでいるときに襲ってくる
不安と恐怖が
心臓は早鐘のように脈打ち
呼吸は荒波のように激しい
それらの根幹は
「孤独」にある
それがなぜ ....
それは学校の帰り道
ふいに表れた入道雲のせいで
大きな大きなたまり水ができていた
ふとノゾいてみると
さかしまの街が映っていた
でもよく見ると
私もさかしまに映っていた
反 ....
これまで
たくさんの人と出会ってきた
ただぶつかっただけの人もいたし
ふり返るだけの人もいた
目線を合わせただけの人も
いい出会い 悪い出会い
たくさんあったろう
だけど私 ....
ともすれば
ばらばらになってしまいそうな感覚を
この中に 抱いている
思考停止。
それは逃げだと わかっていても
あのかけらたちを かき集めていないと
割れてしまう
だから
リアル ....
私の体を キノコが 侵食する
菌糸は腕をからみとり
足をからみとり 心臓をからめとり
やがて 脳に達し
心すら からめとる
私は キノコと同化し
静かに 眠りにつく
やがてキノコははい出 ....
眠れない夜は、本当に、孤独を誘う。
世界に、自分ひとりしかいないのではないか、
あるいは、
世界から、自分ひとり見捨てられたのではないか、
と、錯覚させるから。
だけど、この寂しさひとつ ....
今日、久しぶりに夕焼けを見た。
赤からオレンジへ、オレンジから青へ、青からグレーへ…
言葉では言い尽くせない色の数々に
ただ圧倒された。
久しぶりに見た夕焼けは
なんだか切ない。
毎日 ....
さあ自分を腑分けしてみよう!
まずは胸にさくっとナイフを入れて
白くきれいな骨をこりこりと切って
どくどくと動く心臓を見てみよう
今にも血があふれ出そうなそれは
さぞかし傲慢なのでしょう
....
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ....
その日はとてもいいお天気で
猫ですらも暑そうだった
私はベッドにうつぶせになって
布団に体を沈みこませていた
そのうちに
耳に聞き慣れた音が忍びより
私を、不安に陥れる
また、やって ....
黄色い、アジサイが咲いている。
黄色いアジサイは、
ホントは泣いているのだ。
土が汚くて、水が汚くて、と
泣いているのだ。
私はそれを哀れに思ったけれど、
あちらこちらに黄色いアジサイが咲 ....
黄色い、アジサイが咲いている。
黄色いアジサイは、
ホントは泣いているのだ。
土が汚くて、水が汚くて、と
泣いているのだ。
私はそれを哀れに思ったけれど、
あちらこちらに黄色いアジサイが咲 ....
雨は良い
木々や草花を潤すだけでなく、
ときに人の心をもすら、
潤してくれるから。
私は病をかかえている
不治なのかもしれないし、
そうじゃないのかもしれない。
だけどそんな自分が不 ....
1
春一番がやってきても
私は寒さで震えてる
桜の花が咲いたけど
やっぱり吹雪が吹き荒れる
土筆が顔を出したけど
蕗の薹すら眠ってる
つばめが海を越えたけど
未だ雁が ....
そう 願っていた夢が閉じた朝も
僕は眠りたい
もどかしさや疑問符達でさえも 忘れられるように
明日も君に逢えない だからそっと雲見ては
流れ消えゆく姿に 思いをはせため息ついていた
....
時は答えて想いは途切れず
はがれおちてゆく鮮明な影に
立ち止まらないその軌跡に
輝く光が満ちている
真実(ほんとう)はきっと誰の胸にも
止まらない雨が降っている
ほら 君も 皆と 同じ ....
わたしには
こうこうせいのおねえちゃんと
おかあさんと
おばあちゃんがいます。
「おねえちゃん、どうしておけしょうするの?」
「きれいになりたいからよ」
「どうしてきれいになりたいの? ....
君は今どこにいるのか?
深い深い海の底で
さながら交換不可能な進化の果てにいるのか?
でも君は人気者だよ
今だってセカイジュウのケンキュウシャたちが
瞳を真っ赤に染めて
君を探してる
で ....
セイタカアワダチソウは
他の植物の
成長を抑える物質を出し
いつの間にやら増えてゆく
あっという間に増えてゆく
あれ、なんか
どっかの誰かさんと似てません?
どっかの誰かさんは
....
あなたとの
夢を見た
一緒に
波のない青い海で
手をつないでいた
でも目を覚ますと
私は独り
どうして
手が離れてしまったのだろう…
隣には誰もいない
....
猫が
寝そべっている
にゃーん。
彼らはすごい
まるでかなわない
そのポテンシャルに
その存在価値に
それに比べて私はどうだ
大したこともできず
ぐしゃぐしゃとした ....
1.I
それは私。
汚くて綺麗で
不恰好で可愛くて…
矛盾した心を抱えているけれど
ある意味では愚かしく
個性的で平凡な人間。
2.哀
それは哀しみ。
心が痛んで
辛くてあえい ....
鏡を覗いたら
頭に白い糸がくっついてた
頭だけじゃなくて
手首にも足首にもくっついてた
どうやら上からさがってるみたい
それで上を見てみたら
大きな私がいた
....
恋月 ぴのさんの麻生ゆりさんおすすめリスト
(53)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とんび
-
麻生ゆり
自由詩
1+*
07-11-18
たまり水
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-10-9
永遠の誓い
-
麻生ゆり
自由詩
6+*
07-7-17
破片
-
麻生ゆり
自由詩
5+*
07-7-11
冬虫夏草
-
麻生ゆり
自由詩
13*
07-7-6
眠れない夜
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-6-22
夕焼け
-
麻生ゆり
自由詩
4+*
07-6-16
腑分け
-
麻生ゆり
自由詩
5*
07-6-15
どこにもいない男
-
麻生ゆり
自由詩
5+*
07-6-13
暗闇の中から、また叫ぶ
-
麻生ゆり
自由詩
11+*
07-6-9
黄色いアジサイ
-
麻生ゆり
自由詩
4+*
07-6-5
アジサイ
-
麻生ゆり
自由詩
3+*
07-6-2
雨
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-5-31
春よ来い
-
麻生ゆり
自由詩
6*
07-5-28
song
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-5-27
街
-
麻生ゆり
自由詩
9*
07-5-26
化粧
-
麻生ゆり
自由詩
14*
07-5-25
シーラカンス
-
麻生ゆり
自由詩
7*
07-5-23
セイタカアワダチソウ
-
麻生ゆり
自由詩
5*
07-5-23
福音
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-5-20
猫
-
麻生ゆり
自由詩
7*
07-5-19
あい
-
麻生ゆり
自由詩
4*
07-5-18
一人芝居
-
麻生ゆり
自由詩
11+*
07-5-17
1
2
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