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君の頬を伝う
一滴の感情
床にぽつり、ぽつり
時を刻む時計の針よりも遅く

言葉のナイフで君を傷つけた
僕をその事を知ったのは次の日の朝になってから
隣で寝ている筈の君の姿がない

 ....
{引用=「幸せの定義」とはなんだろう。
そもそも、「幸せ」とはなんだろう。 }

ママゴトして遊ぶ娘を見て考えた
彼女にとっての幸せはママゴトセットに違いない
切れない包丁とビニール製 ....
今日も失敗ばかりで嫌になってしまう
そんな時はこの言葉を思い出して欲しい
ナンクルナイサ

人は誰でも間違いをするもんさ
別に君だけじゃないさ
今日の失敗の神様は君を選んだだけで ....
後悔しない生き方を探すんだ
最初は手探りで触れてみるんだ

誰しも捜し求める幸せの定義
数学で云う所の公式に当たるものを探す

宝探しは見つけるより探している時が宝

遠い昔 ....
同意書を確認して下さい

忠告を受けたのは一瞬だった
その忠告は余計なお世話と勘違いして
目も通さずにサインをしたのが間違いだった

優しい瞳の奥は混沌の世界が渦を巻く
ジキル ....
人は通る事ない道だけど標識があるんだ
錆付いていて何を標しているか分からないが・・・
寧ろ、分かろうともしないままに
僕は進んだ

左右に揺さぶれらながも必死に縋り付く
皮製の手 ....
心地良い風が吹く
深夜零時の屋根の上

ぽつり
ぽつり

数えられる程の灯りしかない
後、一時間もすれば全てが消える

月明かりと星明り
僕を照らすには眩しすぎる
僕はまだ浴びる ....
自転車の後ろに君を乗せて出かける
普段は誰も乗せないからその重さに少しだけ手間取った

「二人乗りは危ないよ」と君は口を尖らせた
僕は「平気平気」と嘘を一つ吐いた
本当は心の中では怯えていて ....
僕が背負ってきた物の重さを考えてみた
責任や重圧や期待を何回も踏み{ルビ躙=にじ}ってきたってきたから
今は背中が軽くて何処までも歩いていける

小さな鞄の中を全部出しても大切な物は何に ....
最後の窓景色
それは冬だった
初雪が降っていてガラスに露が付いていた
無意識で指で文字を描く

「いってきます。」

落書き塗れのノートや塗り潰した教科書
机の上で埃を被っ ....
自転車を転がして遠くに向かう
行く当てなんてありゃしないさ
僕が足を止めた場所が目的地

長い長い一本の線路の横を漕ぐ
電車はどちらから来るのだろう
僕の前から来るのだろうか?  ....
今日、ひょっこりアイツが死んだ

クラスでお調子者でリーダー気取りの奴だ
いつも馬鹿なことばっかりしていた
だから、いつか何かあると思っていたが
いくらなんでも死んでしまうとは思わなか ....
吉野屋の牛丼が再開することになった
その会見で社長が涙ぐむ場面があった
その涙の意味を考えもせずに
僕らは明日から牛丼を食べることになるだろう
ツユダクとかにしたり
卵なんか乗っけたりしてさ ....
歩道の向こう側に君の影が伸びる
車は夕焼けの向こうの闇に向かう
排気ガスで視界が切断されても
その思い出の断片を繋いで君を見つけるから

人は誰もが暗闇の中を歩く
そこで出会う人が蜃気楼
 ....
中古の本と新品の本
誰から聞いたか忘れたけど、新品の本を買った方がイイと聴いた。
「著作権?だとかで出版社にお金が入る」詳しいことは全く分からないがそうらしい
だけど、僕は中古の本の方が好きだ。 ....
歩行杖を自分の足みたいに使い歩く
歳のせいで足腰は弱っている
猫背以上の背骨が悲鳴を上げる

つるはしで地面を掘り続けている
それは根拠もない財宝を掘り出そうとしている
やめない ....
煙草の味は未だに知らない
隣で君が吸っていても欲しがる訳でもなく
火が消えるのをゆっくりと見つめていた
煙を纏い切ない横顔を抱きしめたら
それはガラス細工の様に壊れてしまいそう

裸体を見 ....
東京は尖がり帽子が良く似合う
灰色のビルが地上を闇に染める
蛍光灯がなければ新聞も読むことも出来ない
一軒家に暮らす老夫妻はそう言った
彼らの声は誰の耳にも入らず
その生涯を終え気 ....
?

その駅の名前の由来は周りに木がたくさん在るため
と、言い伝えられている
その駅を降りる
と、青々しい匂いが鼻を掠めた
大きな木陰や小さな木陰はユラユラ揺れて
夏でも涼し ....
灯篭流し

闇夜の川にぽつりぽつり
小さな灯火を灯して
緩やかに流れて行く

思い出を一つ一つ
灯篭の中に詰めて
順番を待つ

貴方のことを想い
先に行く灯篭を  ....
微笑みは遠くに。

麦わら帽子は陽射しを遮り
君の表情も影で隠す

君の小さな口元
囁く声は蝉に掻き消された

神社の境内までの一本道
轍がこの頃良く目立つ様になり
 ....
煙草の味は解らないけど身体に悪い事だけは解った
苦味が口の中一杯に広がって煙を宙に逃がす
白煙が黙々と昇って何処かで消えた
社会人になり失くした物は数え切れない
時間の配分や金銭感覚  ....
豆電球ほどの灯りがあればそれで十分で
傍に紙と鉛筆があればそれで満足した
ミカンのダンボール箱が机代わりで
ダンボール箱の上に布でも掛ければ一端の机になる
窓はガタが来ていているのか、 ....
四畳半の狭いアパートで暮らして数年が経とうとしていた
脚の折れたテーブルとポンコツのテレビと敷きぱなしの布団しかない部屋
窓を開けても射し込む光は薄汚れていた
ギシギシと鈍い音が出る階段は何回も ....
彼の乗る機体は何でも赤い
赤服を着れば三倍速で動けて「
その素早さは肩書きに負けない
ジオンの赤い彗星

僕らが赤服を着ても普通で
僕らの為の赤い機体は
ガンキャノンが良い所さ
僕らは ....
今はその坂の上はレンガ造りの外壁が少し在るだけで
伸び放題の草木が絡まり合い
今はその場所には何にも無かった様な雰囲気を出しているが
其処に遊園地が在ったことを証明する様に白馬が倒れている ....
あれは暑い日でした
いつも通りに長い坂を自転車で下り
数十年前に廃校の中学校を横目で見る
校庭は手入れがされてなく雑草が高く伸びているが
近所の小学生が野球をする場所はなにもない
ざ ....
この部屋は殺風景だから窓辺に花を置こう
陽はそんにに射さないけど育てみよう
午前中はベランダに置いておけばいいから
そう言ってから随分と長い事にその花は外に在る

植木鉢からプランタ ....
何にも問題が起こらず日々は過ぎて行く
唐突に自分自身に何が起こることはない
そんな風に感じている

ベランダに住み着いた
鴉に夕食の残りをあげる
有無を言わずに皿を突付く
その姿が何処か ....
瞼を閉じその暗闇の中に輝かしい自分が其処にいる
気持ちを大切に生きていた
そんな気が今となってはするだけ

焦る気持ちは初心を更に削り落とす
自分で自分を傷付けている
その傷跡を舐めて慰め ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
刻めない時計- 海月自由詩2*06-10-1
幸せレタス- 海月自由詩7*06-9-25
ナンクルナイサ- 海月自由詩2*06-9-23
証明- 海月自由詩4*06-9-21
破棄- 海月自由詩2*06-9-19
道標- 海月自由詩4*06-9-17
ぽつり_ぽつり- 海月自由詩2*06-9-17
自転車- 海月自由詩3*06-9-15
未完成な旅路- 海月自由詩2*06-9-11
言葉旅- 海月自由詩3*06-9-11
小さな唄- 海月自由詩2*06-9-9
今日、ひょっこり- 海月自由詩5*06-9-8
牛丼- 海月自由詩2*06-9-7
から- 海月自由詩2*06-9-1
古本屋のカゴで五十円で売っていた本を見て- 海月散文(批評 ...1+*06-8-31
積み重ねて掘り出すべき数字- 海月自由詩1*06-8-20
薬指の約束- 海月自由詩1*06-8-18
TOKYO__〜東京〜- 海月自由詩1*06-8-16
森林駅西口徒歩五分- 海月自由詩2*06-8-14
灯篭流し- 海月自由詩3*06-8-11
思い出は、朧げに。- 海月自由詩2*06-8-10
喫煙所で・・・- 海月自由詩5*06-8-9
豆電球- 海月自由詩3*06-8-9
四畳半- 海月自由詩4*06-8-7
僕らはシャアではない- 海月自由詩1*06-8-7
其処には遊園地が在った- 海月自由詩4*06-8-5
遠い遠い、夏- 海月自由詩7*06-8-4
- 海月自由詩3*06-8-3
嘔吐- 海月自由詩2*06-7-24
初夏はすぐ傍まで来ているというのに・・・- 海月自由詩2*06-6-15

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