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じわり じわりと
滲んでゆく景色に
何も浮かばない

黒いばかりの失敗の後にも
得るものは ありますか


歩きながら
理由付けに必死

空にも
この街にも
何も無かった一日 ....
靴紐がほどけて
その存在を見せ付けてくる

埋められるための空白は
ただ待つことしか出来ないのに


生きることを言葉で表現できたなら
どんなに幸せだろう
もしそれが可能なら
生き ....
テーブルに突っ伏していると
教室を思い出す
騒がしいクラスメイトの声
10分の休み時間

顔を上げ現実に戻ると
雨が降っていて 
久々に歩きたくなった


誰もが傘を広げて
顔の ....
近づいて そしていつも消えて


わかっていながら
誰もいない部屋で待っていた
いつまでも

窓はちゃんとある
カーテンは少し分厚い
少しだけ外の空気が流れてくる

訪ねて来てく ....
獣のように叫んでいた

その時あれは狂気そのものだった


何故そうなったのかは覚えていないが
あれが何やらわめいていたのだけは覚えていた
そしてそのままベッドに倒れこんで
今ようやく ....
アンケート用紙にずらっと並んだ
「いいえ」を眺めていたら

「え」が物凄く変なもののように思えた

何だこの曲線は バランスがおかしい
「い」はこんなに整然として綺麗なのに

だんだん ....
今より少し争いが多くて
自分から吹飛ぶ人とか
きれいな焼け野原とかが
少しだけ増えていた
そんな時代の話





ある日突然
とてつもなく大きな虹が
世界中の架け橋となり
 ....
玄関のドアを開けたら
鈴虫がいた

小さい頃の歌 思い出す

リンリンリンリン リィンリン

鳴くのを待って
じっと見つめる

鳴かない
睨み合う

僕が負けて
歩き出す
 ....
無性に腹が立つことがある
それが全て
考え方の違いで片付けられる


認めることが出来ない

君は僕とは違うんだね

それではすまされない
内側に膿がたまり
侵食されていく

 ....
こんな都会だから星は輝かない
空を見上げもせず そう思い込んでいた
見えているものを確かめていくのは
立ち止まってみないと難しいのかもしれない


考え込んだ夜 外はあまりに綺麗で
窓の ....
自分が全て悪いことは理屈では分かる
でも言い訳を探さずにはいられない
弱さを覆い隠したい

自分でも自分の心が分からない
でも誰かに分かって欲しいと願う
甘えている

自分のことをどう ....
伝えることは
誤解を生むこと

そう理解した日から
少年は口を閉ざした
はい と いいえ
があれば充分だった
長い間そうして過ごした

これでもう あのはがゆい思いを
味わなくてい ....
くもっていく
息をすればするほど
生きれば生きるほど
くもっていく

もう見えない
それが外か内かわからないけれど
気にしても仕方がない
もう見えない


途方にくれていたら
 ....
争いが世界から消えたら
と考えると
恐ろしい

そこには生気の感じられない
町があるだろう


生まれて来ただけで奇跡
と考えると
恐ろしい

なら もういいかなと
思ってし ....
負け犬へ

存在価値はどこにも見当たりません
雑踏の中の燃えないゴミです 
前を向くなんてできません
ここにいるだけで精一杯です
不眠症は治りません

くだらないことばかり言いながら
 ....
太陽の眩しさに怯えて
迷い込んだ森の中で
洞窟を見つけた
奥深く湿った 黒の空間

中には誰もいるはずもない
暗闇でひとり
それでも
逃げ込まずにはいられなかった
静けさが欲しかった ....
周りに影響されたくない
自分は自分でいたい
好きなバンドが歌ってる
僕は今
それに影響されている

考えても矛盾しか生まれない
結局 最後に勝つのは
「なすがままに」なんだろうか

 ....
点数は気にするな
評価は気にするな
順位は気にするな
周りと比べるな

大事なのは自分自身
向上心だけを失うな


言ってくるひとがたまにいる
いやけっこういる

でも
そ ....
なんでこんな駄目な自分の周りに
なんでこんないい奴らが
いてくれるんだろう

落ちるとこまで落ちて
今更それに気付くなんて
どうかしてるよな

普段は気が付かなかった
あいつらの存在 ....
あいつは 背伸びするのが実にうまいんだ
さりげなく それでいて 確実に
頭一つ分抜き出る

なかなか努力の芽が出ないからって
そこらのメガネ君が真似してはいけない
目立ちすぎて白い目で見ら ....
毎日ゴミを持って帰ってくるから
部屋は散らかっている
大切な写真はもう
埋もれて見えなくなった

時々全てが邪魔に思えて
部屋に火をつけその中で眠る
目が覚めると 何故かゴミだけ
燃え ....
それは雪で作られた花だった
夏の日差しの中
何故こんなものが存在するのか
それは美しく不可思議だった

その姿に見惚れるでもなく
ただ 無表情に じっと見つめ続けた
溶け出し嘘をさらす瞬 ....
今日もまた 十円玉を募金箱に投げ入れる
それがいつ どこで誰を救うのかなんてわからない
これは自己満足?
意味の無い行動?
その答えは知らない 知りえない

思いはいつも 届かないまま転が ....
遥か上空を雲が流れていく
その少し下を鳥が飛んでいく
荒れた土の上を僕は歩いていく


できることよりできないことの方が多いこと
努力では上回れない才能があること
ガラス球に憧れて生きて ....
恋月 ぴのさんの健さんおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
何もない空に- 自由詩3*05-11-11
白い空- 自由詩5*05-11-3
流してしまえば- 自由詩4*05-11-1
ドアを叩いて消える- 自由詩3*05-10-28
半端- 未詩・独白205-10-24
「え」- 自由詩3*05-10-23
あの日を忘れない- 自由詩2*05-10-22
鈴虫がないている- 自由詩5*05-10-19
自分だけの価値- 自由詩3*05-10-17
街の灯- 自由詩4*05-10-15
自分- 未詩・独白205-10-14
伝えることは- 未詩・独白405-10-14
ガラス、心- 自由詩5*05-10-11
共感する恐ろしさ- 自由詩1*05-10-10
支えてくれる三人へ- 未詩・独白5*05-10-6
光と影の世界で- 自由詩5*05-10-2
信じられる言葉- 自由詩3*05-10-1
相対評価- 自由詩7*05-9-30
自分次第- 未詩・独白405-9-27
心に住む人- 自由詩3*05-9-26
燃え残る- 自由詩3*05-9-24
この花はいつどこで咲く- 自由詩2*05-9-24
何のために- 自由詩3*05-9-23
いつの間にか- 自由詩3*05-9-20

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