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花を
花を摘みます
何度経ても
懐かしいと思う
春先
まだ小雪がちらつく

柔らかい
萌黄をすり潰した指先を
ほんの少しだけ
口に入れ
ほろ苦い
顔を
思い出しまし ....
緑色の手足に
金属の目玉
アナタを愛すると薄っぺらに誓うのは
この長い
長い

熱い
むしむし
むし熱い
アナタの寝顔を舐めて
溶かす



私を呼ぶ声がする
常に ....
曖昧だ
曖昧だ
あーいまーいーだ
私の位置がそもそも
曖昧って
いうの


喉に焼け付く
胃液の味を堪能し
駅のトイレの水を流す

うずうずと流れ
あの星
美しいわ ....
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない


きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと

自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
ウエッジソールのサンダルなんて
3年たったら過去の遺産
昔はやった厚底サンダル
今年のウエッジソールと何が違うの


星型の砂を探して
海に行こうと決意した
私はふわふわと波に乗る女
 ....
さて
飽きるほどの恋からも遠ざかり
梅雨の間隙を縫う洗濯ばかりに
脳みそを支配されている私に
今のところ夏の予定はありません

貴方
先月結婚したそうでおめでとう
おかげさまを持ちまし ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花摘む乙女- さき自由詩1407-3-11
蜥蜴- さき自由詩1007-3-4
サラリーレディ- さき自由詩1107-2-10
さらさら- さき自由詩906-12-17
星砂- さき自由詩1206-7-23
夏に向けて- さき自由詩906-7-23

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