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眠りの中心にたたずむ
黒いしずかな球
その球を無垢な白い身体で抱きしめて
いつまでも眠っているのは誰だろう
ぼくは
ここにいない

ここにいるのは
ぼくではない

ここにいるのは
君の中のぼくだ



ぼくは
ここにいない

ぼくは
君の中にもいない



ぼくは
こ ....
要するに
たどりつけないということだ
だけどそこにあるでしょう?
そんなふうに

要するに
好きなんだということです
無限に
割り切れないのです

だけど
そこにあるのです
  ....
ため息が汽笛となり
涙は色の無い雨となり
配膳車で旅をする
乗っているのは
おまえたちというより
俺たち
港町
哀歌
巨大なカウンターに腰掛け
俺たちは
おまえたちの肩を
そ ....
紅い雲を眺めながら
飛ばした自転車の
速度とか

漕いだペダルの
重さとか
まだ鮮明におぼえてる

あの日の風は
ことさらに透明で
沈んでゆく太陽の  ....
気が付くと、僕は森のなかにいた
目の前に少女が立っている
僕は、その少女から目が離せなくなった
上空から光が差し込んで来た
僕は、すぐにそれが言葉だとわかった
「これは言葉よ」と言う意味だっ ....
曖昧にしたまま置き去りにするうちに
多くは忘れられてしまうから
忘れられたものと結びつく他のことまで
曖昧になってしまうんだ

あいまいみーまいん
私は私の私を私のものとすることができない ....
夕暮れに出会ったあなたと
お酒を飲んで
煙草を吸って
ホテルに行って
セックスして
テレビを見て
お水を飲んで
別れた

通りをふらふら歩いていたら
太鼓の音がぼんぼんぼんと
聞 ....


うたが



   らら  ら

うたが聞こえる



静寂のみが記された

らら ら

  白紙のページに埋もれた夜に

   ....
夏の訪れるそのすこし前に
乳首のあたりの産毛を剃ってみたのは
それはわたしが見事なまでに
馬鹿な女だからです。

浴槽でマリリンのことを考えて
女として生まれてきたことを
面倒くさいと思 ....
男は長い間カバンの中に住んでいたが
ある日旅をすることにした
もちろんカバンを忘れなかった
昼間は旅を続け
夜になるとカバンの中で寝た
朝起きると同じ場所にいることもあったし
誰かの手 ....
すとん
  すとん
    すとん
      雨
散発すると

すとん
  すとん


血が四散して
痛い

 残響が強い部屋に住んでいるので


  おとといのお ....
僕は走る
ガードフェンスの切り立った影は
どこまでも続く檻

家畜の番号札を付けて
僕は走り走る
人間の顔を失い、手足を忘れ去り
駆動する心臓
      ヒト科クルマ

僕は赤い ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
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