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朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます
ぼくが、ベーコン ....
さよなら、さよなら、
記憶を解き放って
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空
枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている
....
彼方からの気流にのって 届いたそれを
あのひとは
夏だと言った
わたしにとって
わたしの知らない、どこか
遠い場所で あのひとが
笑ったり、泣いたり、しているということは
あ ....
{引用= あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
越えられない高さに、すこし安心した}
砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた
観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
送電線の下をくぐって
アスファルトの海を
ぼくたちは、
泳いで、
はりめぐらされる
緯度や経度に
足をとられながらも
ひたむきに
日帰りの旅をくりかえす
ねむる前、ときどき
....
1.
かみさまはいるよ、
って
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた
だって、あいしてるんだ
2.
きのう、かみさまを見か ....
目に見えない時を読めるようになったのは
あのひとと次の約束をするためだった
等間隔にきざまれた目もりを
瞬間の目印にして
大きな流れの中でも
わたしたちがまた、手をとりあえるよう ....
輪郭だけをのこしたまま
あのひとがいなくなってしまったので
いつまでもわたしは
ひとりと半分のからだで過ごしている
明かりの消えた部屋で ひとり
アルコールランプに、火を点ける
ゆ ....
空が割れて
夏で満たされたプールで
泳いでいる
さかなのアンテナで
誰とも触れることなく、すり抜けて
泳いでいる
すれちがう誰もさようならをうたわない
体の中心がどこなのか
わ ....
平均台の上を歩くみたいに、生きてる
両の手を横にのばして、バランスをとる
あせってはだめ
はしるなんて、なおさら
足もとばかり、見ている
けど、前を向いたほうがキ ....
1.
かみさまは、どこですか。
2.
かみさまは、どこですか。
道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます
あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、
が
ふい ....
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは
受信エラー。
とだけ 書いて
南の窓から ....
佐藤伊織さんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(14)
タイトル
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カテゴリ
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日付
拝啓、君は元気ですか?
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望月 ゆ ...
自由詩
20*
07-10-11
やさしみ
-
望月 ゆ ...
自由詩
42*
07-8-27
透けていく、夏
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望月 ゆ ...
自由詩
42*
06-7-13
不感症の夜に
-
望月 ゆ ...
自由詩
63+*
06-5-17
八月の、リフレイン
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望月 ゆ ...
自由詩
38*
06-2-24
ブレス
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望月 ゆ ...
自由詩
55*
06-2-4
かみさまについて学んだいくつかのこと
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望月 ゆ ...
自由詩
80+*
06-1-6
サーモクライン
-
望月 ゆ ...
自由詩
25*
05-10-15
透明な宿題
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望月 ゆ ...
自由詩
65+*
05-8-20
満水の夏
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望月 ゆ ...
自由詩
37*
05-8-15
バランス
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望月 ゆ ...
自由詩
17*
05-7-9
かみさまについての多くを知らない
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望月 ゆ ...
自由詩
43*
05-4-10
やわらかく夜は
-
望月 ゆ ...
自由詩
23*
05-2-3
迷い星
-
望月 ゆ ...
自由詩
8*
04-11-23
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