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足音が
大勢の中に還っていく時
遠くで自転車は雨音の中に忘れられている

少年が
少年のままで頭を下げながら生きていく
そんな時々、あれは私たちが作り上げた
屋根や壁や、縁の無い窓
遥 ....
空に、鳥の滑空していく
きん、とした音が響いている
いつも何かが足りない
青いだけの視界を補うように
手のひらはいつも、上を向いている


いつも着地する景色には
逃げ出してしまう色が ....
ついに、越えていかれるのですね。


拝啓、海沿い、立ち並ぶ風車に。ごろんごろんと音をかき混ぜる大きな手に、何でもないことを、挨拶のように振舞うあなたに。ここを、越えていかれるのですね。知ってい ....
パレード、通り過ぎる、そんな頭上の光を
楽しいという感情を置き忘れた日の夕闇
彼はそのために全てを考えるということをして
流れていくひとりぼっち、常日頃想うようにすること
ステップ、音楽を歌う ....
その人が、燃えていった
毎日よりも人は集まっていた
いなくなったというよりも
手放した、と言いたかった
彼らは笑う声で
透明な空を細い道にして
順番に順番に、昇っていった
花が、咲いてい ....
悔いなんてなにもない
なんてどうでもいい嘘をついた
その部屋は冬の海のように
優しく揺れ続けている
雪に咲いたあの花の名前を
結局思い出せないままだった

君は時計とともに僕の部屋へ来て ....
僕らはそこでひとつでよかった
呼んだ名前が君でよかった
繋がる世界と漏れる呼吸
ひとつの波、すり抜けるようにして
手探りで橋の、確認すれば
サイレント、どうしようもなく
僕らは欠陥の体だ
 ....
佐藤伊織さんの霜天さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時々- 霜天自由詩1207-1-15
遠くにいる- 霜天自由詩906-9-6
good-bye_circle- 霜天自由詩806-6-19
世界は漂泊する彼らのための- 霜天自由詩606-1-30
昇華- 霜天自由詩906-1-27
往診- 霜天自由詩1106-1-21
無音- 霜天自由詩206-1-19

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