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限りあるものに呼ばれ
窓をあけ また
窓をあけ
どこまでもつづく
不透明の向こうの
限りあるものに呼ばれ
暮れる色は
知らぬ色
誰かが色につけた名は
そのままその ....
何もかもがずれてゆく
不幸ばかりがやってきては去る
だが自分はここに居なければならない
自分以外のもののためにここに存在しなければならない
いつかは離れていってし ....
一枚の地図が置かれた
薄暗い部屋のなかで
手のひらに生えた双葉を
見つめていた
見えると言ったら うそになるもの
見えないと言ったら うそになるもの
目の前にある
ほんとうの花を忘れて
二人はずっと話しつづけていた
....
広く浅い湖で
互いの影を揺らしあうふたり
幼い遊びを繰りかえすふたり
太陽が一度も出ないまま
午後がすぎ
夜の蒼が来て
....