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   見えると言ったら うそになるもの
   見えないと言ったら うそになるもの


   目の前にある
   ほんとうの花を忘れて
   二人はずっと話しつづけていた
 ....
   広く浅い湖で
   互いの影を揺らしあうふたり
   幼い遊びを繰りかえすふたり



   太陽が一度も出ないまま
   午後がすぎ
   夜の蒼が来て
   ....
月など見ない日々が
何ヶ月も過ぎて
気がつけば
もうすぐ夏至が来る
7月の青い
海の日が来る

幸せに向かい
心ならずも
胸はずませ歩いていたのに
いつの間にか
その頂点は過ぎて ....
「お前をつれていくことはできない」
とネコは言った
「お前はこの旅に耐えることはできないからだ」
と言った
「それほど過酷なのだ」

凛とした目で遠くを眺めるネコ
何かを決意した ....
深夜
血を吐きました
世界が
美しくなりました

君には秘密にしておきます

部屋の中は君の寝息でこんなにも静かなのに
テレビの中では相変わらず人が死んでいきます
閉じられたブライン ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
この鉄塔の下に来たことに

明確な理由なんて

無いから

私達は黙りこむしかない


電線の間を風がとおり

揺らすのを見ていた

何も変わりはない


私達が

 ....
これ以上
大人になったら

何日か 一緒に暮らしましょう
佐藤伊織さんの未詩・独白おすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(37Y・10.26)- 木立 悟未詩・独白405-7-17
ノート(37Y.12・26)- 木立 悟未詩・独白405-7-14
6月13日- 蒼木りん未詩・独白3*05-6-13
荒野- Monk未詩・独白1205-5-30
こんな夜に死んでいくのかもしれない- いとう未詩・独白2404-12-28
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
鉄塔の下- 蒼木りん未詩・独白2*04-6-4
欲情(声に出して読んでください)- 山内緋呂 ...未詩・独白1503-10-17

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