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かなしみに しずんだ
せいかつ なので
どうしても
いのちが ひとつ
たりなく おもえるので
こねこを もらってきました
かなしみにも
どこかに
あたたかさは あって
あたたかな ....
こねこが じゃれついて
わたしのてを かじっていると
どこにもやれないものを
すこしずつ
かじりとってくれて
いるようで
にんげんのように
わたしたぶんだけ
おもたくなったり
し ....
とてもまじめに
ないこと と
たいけつしています
わたしなりに
いっぽもひかない
かまえです
でも
ないこと は
とてもみじめに
あわれっぽくて
なぐったり
ののしったり ....
埋め込まれて
私と区別なく
つながっていたものを
血を流しながら
痛みに叫びながら
切り開き 切り離して
何年もかけながら
よくよく
眺めなければ ならない
そして
瞑目 ....
わたしは
くらやみで
ふと きこえる
すずのおと のような
かなしみです
わたしは
ばろぼろに やぶれた
ごみぶくろ のような
かなしみです
わたしは
あおくて ふかい
....
悲しみ続けるのが
私にとって 正しいなら
いつまでも
悲しみ続けられる
悲しみ続けるのが
私にとって 正しくないのなら
今少し 見切りをつけることが
できるような気もする
正し ....
だまっていたほうがいいことは
わかっている たくさんのことば
わかるということは
ことばでいえるようになることでなく
いいつくせなくなること
わからないということは
ことばでい ....
いるとすれば
とんでもなく 無能な
かみさまが
うばっていったものが
みけんのしわに
ひっかかって
とれない
巻き貝がひとつ
ポケットに
巻き貝がひとつ
貝殻は
ただ 黙り込んで
ポケットの中
あの時の海も
その時の海も
もう 何も語らず
ただ 黙り込んで
ポケットから 取 ....
使用法
1.側頭部の耳部の穴に金具をはめこんで
ぜんまいをいっぱいまで巻きます。
2.胸部の扉を開けて、歯車に油をさします。
※足りないと錆びますので、少し多めにさしてください。
....
すきまぬって
おまつりだ
すきまぬって
たいこたたこう
おまつりだ
ふえもふこう
さけものもう
すきまぬって
わらおう
おまつりだ
おまつりだ
すきまぬって
....
顔見知りの小さな川に
小さな女の子の幻影が
駆け抜けて 消えて行く
風も
駆け抜けて 消えて行く
結ぶ糸の切れた光が
ふりそそいで
確かなところを
踏みしめることの
でき ....
私が見た程には
写っていなかった写真を
やっぱり写っていない と
ため息つきながら
見ている
風も光も
写っていないので
もういちど
写しに行きたいけれど
あの風と光は
....
ふみつけると つぶれるように
なげつけると こわれるように
ことばにしてしまうと
こわれてしまうものが ある
たくさんのことばつかったので
おびただしく こわれたものたち
たい ....
つい忘れがちな
社会性 積み上げて
ピラミッド ごそごそ
いつまでも忘れられない
なくなった関係 積み上げて
ひとりきり ひそひそ
どこにもやれない
無関係性 積み上げて
バベ ....