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轍に映る
音の魚
午後へ午後へ流れつき
雨のように息をめぐる
偽の季節の声があり
激しく隙間多く震え
水と風の
通り道は濃く
頬をすぎる波
くちびるの波
....
雨は雨から何も得ず
雨をふたたびくりかえす
歩みは歩みから何も得ず
雨をひとり歩みゆく
あたたかさ冷たさをくりかえす
愚かさを 愚かさをくりかえす
雨のなかを追いか ....
布の心からのばされる
鳥の翼を描く糸
文字のように絵のように
風に望みの灯火を置く
無色に織られた旗が重なり
震える音のかたちとなり
幾度も水を吸う衣
失う色さえ ....
光の傷の足跡でした
小さくまぶしい姿でした
川はあふれ
流れはくちびるのかたちをして
水と土とを引き寄せるのでした
流れの音は
光の花の緑をしていて
過ぎてきたどこか ....
フユキヱリカさんの木立 悟さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つたい_はじまる
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木立 悟
自由詩
8
07-1-8
雨と歩み
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木立 悟
自由詩
8
06-3-19
紡ぎ_ほどく
-
木立 悟
自由詩
5
06-3-12
けだものと覆われた子
-
木立 悟
自由詩
13
05-10-31
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