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手に持った小刀に
夕暮れの陽が映り
火をくべる黒ずんだ手が
土の匂いを部屋に広げる
何度も繰り返される
木を削ぐ夕闇色の摩擦
窓からは無秩序な黄金色
顔をそれに溶かしながら
黙々と ....
強い空調
眠気を誘う暖かさ
最後まで冷たさに
抵抗している頬へと
手を伸ばして
疲れきっている
あなたから
わたしの
ねえ という
問いかけに答える
ささやかな声までも
奪いたい ....
フユキヱリカさんの及川三貴さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜を削る- 及川三貴自由詩10*07-2-19
メタファンタジア- 及川三貴自由詩9*07-2-18

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