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午前零時の産声が
真夜中を、とおりすぎて
青雲でゆれていました
しかしながら
その姿を見た者は
だれひとりとしていなかったのです

川岸に転がっていた小石を持ち帰り
庭のすみっこに置い　.... 星明りの瞬く夜道を
皮ふと同化している
水晶時計の周波数と歩む
果てしない　さようなら　の骨格が、ひんやりうずく
しろく曲線にそった静寂（銀のしずく
の波紋）の右旋性が
夜風にとじられたま　.... つみかさなっている遠さの　てっぺんに憧れ

冷え切った形の流動する　煙仕掛けのからだ


あら、今日もあいさつをしている朝焼け


分解の森でうすわらい　月の咆哮の真空放電にしびれる華　....

フユキヱリカさんのこしごえさんおすすめリスト（3）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
かえる	- こしごえ	自由詩	12*	07-10-25
一輪挿し	- こしごえ	自由詩	19*	07-3-8
春さきの幻体	- こしごえ	自由詩	13*	06-3-21

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