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まだ生きているのに
上にあるのは冷たい土ばかり
そんな私の運命を
悲しんでくれる者はない
指先の冷たさは
声なき罪の思い出
生きているとはいえない
今の私の存在は
むしろ
むなし ....
好きじゃないから 困ってしまう
嫌いじゃないから 困ってしまう
友達のままでいられたあの頃が
ちょっと前のことなのに
とても懐かしくて…
それは
風吹きすさぶ高原
それは
{ルビ陽=ひ}照りかえす街並
それは
忘れられない魂の傷痕
君の向こうに
何かを見つけた気がして
目があった瞬間
見失った
風が冷たくなりました
空は遠くへ行きました
星も澄んで輝きます
小さなぬくもりだけは
君のそばに
いつまでも続いていくよ
足音だけがしんしんと
君は確かにそこにいるの?
遠く遠くにいるように
のばした腕さえ届かない