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一円の雪が降った朝
十円のゴミを収集する車が
難しい顔をして通り過ぎる
百二十円のココアを
二千九百円の手袋で包み
三円分のリップクリームを塗った唇に持っていきながら
それを見つめていた
 ....
「気楽」を抱き締めた
精一杯に、一生懸命に
「矛盾」が貼りついてきたので
えいや、と払い落としてごみ袋に入れる
これはもえるごみだろうか、と
湿った「疑い」が落ちてきたので
とりあえず床を ....
あさみさんの小原あきさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一円の雪- 小原あき自由詩19*08-1-23
きらくのはじまり- 小原あき自由詩18*07-12-18

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