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皮膜を張った空に
午後の白い陽は遠く
道は続き

かつてこの道沿いには
古い単線の線路があり
そしてこの季節になると
線路のこちらには菫が幾むれか
線路のむこうには菜の花がたくさん
 ....
夜明けの窓は孔雀色
今年もまたうたうように
アガパンサスが咲いている

七月はわたしの中で
いちばん甘く実る果実
君はいつかそれを 別の名前で
呼んだかもしれない

少しずつ風がうご ....
遊羽さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の皮膜- 塔野夏子自由詩10*09-4-5
果実の名前- 塔野夏子自由詩18*06-7-23

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