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円とゆう音の響きに耳が溶けてゆく
その遠い背後に
灰の花びらが降ってくる午後
直立した観葉植物が
部屋の隅で孤独を体現するように
ぼくは彼女を見つめている
突差に立ち上がり灰皿を持った彼女 ....
夕闇を鋭い牙で引き裂いて千里を走る春の雷音
ふたりして腐乱すパンを食べながらあっちの世界へ横断歩道
雨が降る詩と死の間にしとしとと鬱りゆく目に彼岸花燃ゆ
田園の中であなた ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか
「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ
昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな
警報機こわし ....
信号機青から赤に変わるごと雨の中咲く紫陽花な君
水死体に隠されたラヴレター燃えることのない恋の終焉
スリープしながらないあがら滝に美体花季たぎりましょう世界を
何もすることがないから
土を掘っている
素手で掘っていると
爪の中に土が入って
指先が赤く腫れてきたので
彼女を呼んだ
小さなスコップを手に
彼女はやってきた
何が出てくるかな ....
とうどうせいらさんの本木はじめさんおすすめリスト
(65)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
再眠
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本木はじ ...
自由詩
4
04-5-25
詩然
-
本木はじ ...
短歌
5
04-5-25
廃失者
-
本木はじ ...
短歌
26
04-5-24
花水
-
本木はじ ...
短歌
2
04-5-20
引力
-
本木はじ ...
自由詩
7
04-5-20
1
2
3
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