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雨の中の
傘の下の
小さな涙

早くお家へ帰って
お菓子食べようね

池が
雨で
あふれそうだよ
この腕の千切るるほどに遠くまで投げたきものは春のみずうみ 淋しさやスズカケノキの鈴の空 歩むうち瞼閉じたる冬日かな アーモンド舌噛んじゃった冬日かな 叢雲の縁の輝く寒さかな ぎいという音も絶えたる冬日かな 雑踏に美人みつける時雨かな 沸かし過ぎた珈琲に冷めた珈琲足してすするすする深夜淋しさなし バリバリと板チョコ食へば冬の夜腿の辺りが寒く感じぬ 大根や何をする気もおこらない 立ち並ぶ{ルビ欅=けやき}の枝に日は紛れ案外永き秋の午後かな 同じ旗同じはためき秋の空   雲の{ルビ峯=みね}水なき川を渡りけり  子規

 明治三十二年、子規三十二歳の夏の作。私の最愛の句。また子規には

  {ルビ藻刈舟=もかりぶね}雨ふるかたへ帰りけり  子規

とい ....
葡萄つまみ雨をながむる女かな {ルビ大西日=おおにしび}傾く頃や人と逢う そうめんを茹でる音聞く{ルビ夕立=ゆだち}あと いったこともないくせに… 街の灯の点り初めたる夏の果て 口紅の色ほどよくて春の雨土はつち色水はみず色 蝉時雨耳をふさぎて見合いけり 人ひとりとどめてありぬ夏の山 暑き日を背に静寂の真鯉かな
とうどうせいらさんのA-29さんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今宮二丁目の池- A-29自由詩4*09-1-23
遠投- A-29短歌4*08-4-6
冬空- A-29俳句2*08-3-10
冬日3- A-29俳句4*08-3-5
冬日2- A-29俳句5*08-2-27
寒さ- A-29俳句1*08-2-27
冬日- A-29俳句4*08-2-27
時雨- A-29俳句1*08-2-2
冬季深夜- A-29短歌3*08-2-1
夜のチョコレート- A-29短歌2*08-1-20
大根- A-29俳句5*06-11-13
けやき通り- A-29短歌206-10-11
はためき- A-29俳句2*06-10-9
子規の句_雲の峯、藻刈舟- A-29散文(批評 ...306-9-26
葡萄- A-29俳句2*06-9-14
人と逢う- A-29俳句1*06-9-14
夕立あと- A-29俳句206-9-5
思い出のカスピ海- A-29自由詩106-8-30
夏の果て- A-29俳句106-8-26
春の雨- A-29短歌3*06-8-24
蝉時雨- A-29俳句106-8-7
夏の山- A-29俳句306-8-7
真鯉- A-29俳句206-8-4

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