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想い髪を切りにゆく。
君が嫌いだったこの長い髪。
君に逢うために切りにゆく。

あれから一度も切っていない。
そんな泣かせることは言わない。
何度だって切っているし ....
爆発する新型グランドピアノ型爆弾
ディナーの真っ最中に爆発する新型グランドピアノ型爆弾
ピアニストもろとも木っ端微塵に爆発する新型グランドピアノ型爆弾

+ + + + + + + + + + ....
マンション9階の窓から真正面に見える巨大な病院
あそこにはたくさんいるんだろうな
ズドン

夜の地下鉄向かい合う窓の中映る白い顔
ちがうちがうそうじゃない
秘密のメールが震える
ズドン
 ....
1.


先を急げば
見失うものが沢山あるけど
先回りして
待つのもいいかな
なんて思うこともある


2.


夏の日の雲は
柔らかくて大きくて
わたしの悩み事 ....
いじわるな 雨
知らずに傘を 忘れて
舗道を 行く

少し 寒いのも
寄り添う 薄い 雲に
心 写して

宿る 屋根
捜しながらも
走らない

身体の熱が
冷たい粒の ....
コマドリたちが騒がしいよ
外はすっかり晴れた
夕べの雨
あれ、嘘だったんだ

緑なんかつるっとしてて
ビニールや何かみたい
走ってくる赤い点は君

氷をほっぺたにくっ付けて
びっく ....
四人家族の
四角いテーブルには
それぞれの席がきめられていたけれど
うまることはほとんどなかった

今はもう
四角いテーブルもなくて
かわりに置かれた
まるいテーブルの端っこで
食べ ....
はかりしれないほど
スィートな加速度で
ぼくたちは走っていたので
日々の円周ばかりを、何十回とまわり
あしたの記憶だけ
どこかに置いてきてしまった


クラクションが、鳴ってる

 ....
住人はとうにいなくなったらしい
不思議ときれいだ
レースのカーテンが風にふくらむ
明るいキッチンの
テーブルの上に 氷ざとうがある
グレープフルーツくらい大きい


甘い


い ....
引っ越すと言うので
貰った8角形のコップ
口づける度
あなたの味して
使えません
種もつ闇の
ちらかる 真昼

夜から じっと
はりめぐらせた

たんたん ひとつぶ あまい 夢
たんとん ひとなみ ふるい 風

かすれた なきごえ
かみきる したあご
 ....
アルマジロな午後。
僕は転がる。


あるまじき僕は正午。
ごろごろとアルマジロと転がり、
ヒジキを食べている。

ヒジキはあるまじき美味しさで、
もぐもぐとアル ....
どうせなら一度くらい殴っておくんだった
そうじゃなければ愛しているとでも言っておけばよかった
見上げたり見下ろしたり
飽きもせずよくそんな遊びを続けていたもので
今になって思い返してみれば 何 ....
斜体
滑空する
地平は沈黙したままの
全くの木蓮
光/グライド
焼けだされる
きれいな、
春を




{ルビ廻輪=くるま}の中で幸せだった
花の匂いがしていた
四方八方が ....
姉中3
私中1
姉6畳の部屋
私4畳の部屋
それぞれに悩みをかかえて
それぞれの部屋で泣く
ガチャッ
私が自分の部屋で泣いてる姿を姉に見られた
ガチャン
姉が 戸を閉めて何も言 ....
その時 私は恋をしていた
好きな彼が眼の前にいて
その無邪気な笑顔は 私の胸を締めつける

彼の打ち明け話とは 苦痛極まりないもので
そうね、彼女は女同士でも信頼できる
などと私に言わせた ....
笑えない部品はひとつもない。
おれの中に、
信じないなら。
分解してみな。
お昼の雲に
あなたを見つけようとしています

風がゆるく吹き
低気圧を含んだ雲が、南からの春風に押され
違う国の雲になろうと準備していました
静かな、わずかな運動です

雨が細く降って ....
真っ白なミルク
コンビニで買ったよ
息きらして走って帰って
今すぐにでも押し倒したいな
真っ白なシーツ
ミルクぶちまけて
パーティーのはじまりさ
雑踏の片隅で
貴方の声が聴こえたような気がしたので
その声のする方へ歩いてゆきました。

そうしたら
其処には貴方の笑顔が在って
とても安心したので

私は其処に留まることにしまし ....
春の境目 トンネルくぐりの途中です


ゆっくりと優しく風が帽子を連れていきます
強いのに、優しいと思えました

この国でも起きるのが遅い芽が
ようやっと、太陽に笑いかけます
「久しぶ ....
地球儀のかたちをした白いライトが、
暗い部屋でゆっくりと回りながら光っている。


  子供は寝転んで飴を舌に乗せた。
じんわりと広がる甘さが乾いた口に痛い。
 ....
朝起きると両目がハートマークになっていた
しかし見た夢は思い出せない


ご飯を食べているとキリギリスが大口開けて飯を食わせろという素振りをした
仕方なくレタスを詰め込んでやると礼のつもりか ....
小さい女の子が電車の中で
スンスンと肩を揺らしながら
泣きじゃくっていた

君はママを
「いない」と教えてくれた

変わった名前だな、と思ったが
信じてみることにした

最初に出会 ....
食材よ今すぐ宙に飛び上がり


世界に全て均等に降れ
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
ねいやんさんの自由詩おすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_想い髪。_」- PULL.自由詩8*05-6-22
爆発する- 大覚アキ ...自由詩205-6-17
ストレート- チアーヌ自由詩405-6-15
人生はたぶんハイキング- 落合朱美自由詩13*05-6-11
ささやく_鼓動- 砂木自由詩9*05-6-10
走る- ふるる自由詩11*05-6-7
皿だけのサラダ- ベンジャ ...自由詩5*05-6-4
クラクションが、鳴ってる- 望月 ゆ ...自由詩13*05-6-4
甘い廃屋- ヤギ自由詩2*05-6-3
MALCOLM- 月山一天自由詩10*05-6-2
座る_真昼- 砂木自由詩14*05-6-1
「_アルマジロな午後。_」- PULL.自由詩14*05-5-30
引き出し- 自由詩1105-5-17
リタルダント- サカナ自由詩10*05-5-10
悩み- piyococco自由詩7*05-5-6
恋の時間- 自由詩7*05-5-1
「_部品。_」- PULL.自由詩4*05-4-30
雲を追いかけて- ふく自由詩9*05-4-22
ミルク- 大覚アキ ...自由詩505-4-14
陽の当たる場所にて- 阿部自由詩6*05-4-14
境界が歩いてるんです- ふく自由詩2*05-4-13
ハンドル。- 待針夢子自由詩405-4-3
時差エイプリルフール- ヤギ自由詩14*05-4-2
耐風- 自由詩3*05-4-1
ありえないこと- しらいし ...自由詩7*05-3-17
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11

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