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世界で一番悲しい人が笑った
花のようだった
花の名前と同じ速度で
列車は走った
良い陽が入るね
そう話す乗客たちの袖口は
等しく汚れていた
窓の外にはいつも窓の外がある
という ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
黒田康之さんのたもつさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の裁ちかた- たもつ自由詩1406-2-5
初詣- たもつ自由詩5206-1-2

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