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毬栗が黄緑色に膨らんで
山の稜線を彩つてゐる
棘の一本一本は張りつめても
刺々しさはなく
光と風と大気に丸く包み込まれて
和んでさへゐる
さうしてなほも ....
あなたの瞳に映っている森が
あまりにも美しく澄んでいたから
僕はあなたの瞳を押し開いて
中へ入っていった
あなたは目の前にいた僕を見失って
慌てふためいている ....
伊藤透雪さんの杉菜 晃さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
山栗
-
杉菜 晃
自由詩
14*
06-10-23
深く森の中へ
-
杉菜 晃
自由詩
12*
06-5-31
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