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梅雨明けを待てずに
空は青に切り開かれて
ホウセンカの種が飛び散る

新しいサンダルが
小指を破って
滲んだ痛みは懐かしい夏

種の行方を見つめ
きみがいない、
そんなことをふと思 ....
波が編む細やかなレースが
爪先の向こうで結ばれてはほどけ
刻と陽射しは
翡翠や白の模様をすこし深くに施す

水平線、と呼ぶには平らな
空と海の境界を見ながら
こうして言葉を探す自分を思う ....
伊藤透雪さんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ホウセンカ- 銀猫自由詩26*07-7-28
海風- 銀猫自由詩22*07-4-15

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