久々に書いてみる
心無しか手が震える
緊張してるかと思ったら
タバコのすい過ぎで手が震えたみたい
外では子犬達がわんわんと集まり
ひっそりとお話をし
そしてゴキブリがライトをつけると一 ....
モノを置かないでください
と張り紙のあるところに
モノを置いた
そんな些細なことがきっかけで
そんな些細なことの積み重ねだったのだろう
「いつもの」
そう修飾された朝は
あっ ....
雨の夜は大介を思い出す
悲しくて悔しくて
泣いてしまった夜は
ずっと側にいてくれた
大介はわたしを
甘やかさず
突き放しもしないで
絶妙なバランスで
一緒の布団に寝てくれた
そして
....
定型に望みを賭ける
形なきものにかたちを与えるように
カメラ無し三脚立てて五歩下がり
瞼が切り取る秋の夕暮れ
君のこと好きで好きで気が狂いそう
君の字に宿る君の ....
憎しみを憎めぬ己に目をつむり走りつづける霧の日の朝
手をつなぐふたつの季節の境いめのついばむ鳥さえいない花の実
何もかも光も土も不確かな滝のように流れるふち ....
ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける
20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ
空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう
....
ずいぶんと皮肉なものですね
愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を受け止めてくれるのは
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする
遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに ....
細かにえぐられた容積を抱え込む椎の木立が潜熱としての意味を失う地点であてどなくさざ波は広がる。枝間からこぼれ落ちる木の葉ははじまりを告げる単音を虚空に受精させ大気がむららと熟するのを苔のように待つ。
....
気がつけば黄いろいスカーフ色あせて 汚れた畳ですましてる
み空からくだったものかと頷くも 何のコトだかすでに忘れぬ
教会の坂を覚ませる山の暮れ お菓子食べつつ耳を澄ましき
終わるとも知れぬ 電線 ....
TVは甘い唄声はき出して私は記憶の糸ふき出して
遊び手の皆が抜いては積んだ塔偶然の美は日々にも似てる
フラッシュが焚かれて君は三歳じゃ作れなかった微笑みをする
「帰ろうって決めたのはいつ?」「おとといの君の電話が二度鳴った時」
空なんて仰がなくたって小銭入れの中に銀色の桜ひ ....
満開のころに降る雨いつもいつも恋に似たものすべてはかない
なんとなく聞こえる卵の殻が今割れた気がする恋人前夜
自転車であなたの街に着く前に五月の風に抱かれるわたし
たくさ ....
風呂上りの一杯がうまいと言った父は二度と出てこなかった
キリンが大量発生した日は知らないものに名前を書いてた
「呆気なく過ぎ去っていく春」と落書きされた犬が可哀想に
....
Stand by me
once
wearing Levis 501
Heinz T-shirt
ketch up
to catch up
in my Shaggy ....
新築のマンションみたいな人
白い壁にまだ解かれていないダンボール
靴下を履き変える引越し業者
窓から見える新しい世界
変わらない気分
変わらない歴史
卒業した学校の制服みたいな人
置 ....
いつまでも星の見えない東京をピンクに塗った兄貴を和姦
声優の違うのび太は土曜日の昼ドラなんかに癒されている
ジーパンのチャックを開けてメギラマと唱える男子トイレの隅 ....
始めは好きになる事から
プールに飛び込む様にジャンプしてもう後ろが見えなくなると前は目の前の1センチ前の透明の幕がゆらゆら
ダーンと音が聞こえなくなり
そう此れは ....
泣きつつも 飯食うヒトの 愛おしさ
好きになり 嫌いになる 心の不思議
のたうって 泥さえも 手に入らず
消えない 北極星は 消えない
ペットボトル
父さん
色エンピツセットの中で一番きれいな赤色エンピツ
母さん
観覧車の置物
兄さん
粘土
妹
テーブルに並べて
バカ男はいつもの席
....
歯をくいしばってたら
お姉ちゃんが
あんた何やっとるんって
涙を頬に留めていたら
弟が
どしたんって
鉛筆を芯が無くなる迄削ってたら
ラブラドール犬のラブちゃんが
....
ほしにうつらぬひとがたを
そっとかかえてかがみにひたそ
にじんでこぼれるほしがたを
なみだとまぜてゆめからぬぐを
ほしのかたちはいびつにまるく
ひとのかたちはうすれてくらい
....
モズクガニのことを考えながらパスタを食べる深夜のデニーズ
明日の朝何を食べようか、と手をつなぎ 春の屋上からダイブする
バスに乗り行ける所の限界は終点までと終点で気づく
....
「テクノ」だけは嫌い。
カタツムリは好き嫌いをタムシの拳ちゃんにささやいた
拳ちゃんは友達になりたくて
時々テントに一緒に寝袋で横寝したかっただけなのに
カタツムリは又 ....
間違えてプロフィール、詩を書きました。
でも楽しいんです
こう間違えてるのが
そんな自分に手紙を出す貴方、
夕日に眩しそうなホトトギス。
うれしいな
かにの様に。
この仕事 作っているのは 敵だけだ
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
何か、ひとつ書いたらテンション上がってしまった。
腹も減った。米を水にひたしてる間に、もうひとつ書こうと思う。
日本人シリーズ、行くぜ!
知っている人は知っているが、現在俺は英語圏に住んでい ....