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入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに

鶴を折っていました

それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき

その子 ....
キャベツ畑の真ん中で
僕らまるまっていた

傷つきやすいいろいろを
幾重にもくるんでいた

いたずらな風にあおられて
隠していた顔をのぞかせると
そこには海が広がっていた

一歩も動けずにいたのに
海 ....
風の始まりは
そんな熱の高まりからだと知っている

草笛を吹きながら
その始まりに立っている

(草原は静かに燃える)

気流に運ばれてゆく草の音は
枯れ色の野を赤く染めながら
や ....
耳元で
指に巻かれた髪が
音もなくほどかれるとき

少しの沈黙が欲しくても

あなたは
何事もなかったように話をつづけて
僕は
一語を味わうゆとりもなくて

また
その髪が
 ....
僕は自分を殴る
力いっぱい殴ってみせる

僕は殴られ
僕を殴った手も殴られ

そんな僕を
あなたまで殴られたような顔で見いる
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
携帯電話で話しながら

「近くのはずなんだけど、、、わかるようにスッキップしてみて」
と言われて正直にスキップする僕は
どうしょうもないバカだ

そんな僕を見て
君が笑ってくれ ....
鏡の色が
鏡そのものの色でないと気づいたとき

透明で書かれた文字が
読めるようになりました

そこには
「在る」
と書かれていて

それを読むことで
はじめて鏡に映ることができ ....
しらいし いちみ さんのベンジャミンさんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
千羽鶴- ベンジャ ...自由詩68*05-7-3
キャベツ畑のヨット- ベンジャ ...自由詩5*05-4-16
草笛を吹きながら- ベンジャ ...自由詩505-3-17
ほどかれた髪- ベンジャ ...未詩・独白605-3-9
僕は殴る- ベンジャ ...自由詩105-3-8
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
僕はスキップする- ベンジャ ...自由詩12*05-3-6
存在- ベンジャ ...自由詩305-3-4

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