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死期が近づくと
彼等は自ら首を吊って死ぬ
夜に 孤独な木を探してその枝に
縄を垂らして果てる
南の大地は熱い
吊られた身体は素早く腐る
自分ひとりで首を吊れない者は笑われる
ましてや ....
それから人びとは浜辺にゆっくりと集まって
きた。ぬめぬめした、軟体動物のような朝、
塩辛い希望を胸の前に抱えて持ち、人びとは
次から次へと、前の扉から次の出口へと、通
りぬけるように浜辺に集ま ....
「ま」の字さんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
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首吊り族の死に方とその歌
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岡部淳太 ...
自由詩
12*
05-12-4
難破した船の来歴
-
岡部淳太 ...
自由詩
4*
05-2-28
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