すべてのおすすめ
ある夜
死んでしまつた

畳の上に食べかけの芋がころがつてゐる

その横におれがころがつてゐる

目をとぢることも
ひらくこともできない

お迎へもこない

月の光 ....
一月一日、お正月。軒さきを小さな人がとほつた。

岬の根元にある町の上に、夏の海のやうな空がひろがつてゐる。

中学校の音楽室で、若い先生がバッハのオルガン曲をひいてゐる。
春には結婚す ....
  静かさ


静かさ、といふ音があると思ひます。

秋の夜長、しをれかけた百合を見ながら
静かさに耳を傾けます。



{引用=(二〇一八年十一月八日)}



 ....
いつぽんの川がながれてゐる。

川べりの道は夏枯れた草に覆はれてゐる。

川はゆつたりと蛇行して その先はうつすらと 野のはてにきえ

太古の記憶へとつづいてゐる と村びとたち ....
「ま」の字さんの石村さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
永遠- 石村自由詩21*19-5-6
一月一日のバッハ(再掲)- 石村自由詩18*19-1-2
静かさ/窓/祈り- 石村自由詩23*18-11-25
小さな村で見た- 石村自由詩22*18-9-20

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する