となりで寝息をたてる君が
本当に君なのかと
疑う夜

このまま眠ってしまえば
二度と目覚めないのではないのかな
とか
(まあそれでもいいんだけれど)

太陽なんてなくって
何かの{ ....
きれいなうたを歌おうと想い
きれいなものを見上げていました
しかし私は愚か者
気付けばそれらすべてのものを
もろとも見下しておりました

そんな自分を軽蔑し
慈善などとも想いはしました
 ....
ネットオークションで
小さな駅を買った
小さな駅には
小さな電車しか停まらなかった

小さな電車には
家族がいっしょに乗ることができない
いつのまにか一人ずつ
だまって家を出ていった
 ....
父のポケットに
ときどき手を入れてみたくなる
そんな子どもだった

なにもないのに
なにかを探してしまう
いくら背伸びしても届かない
指の先がやっと届きそうになって
そこには父はいなか ....
すきな ひとの休日

あさ

最初に会った知り合いがあたしだったら

すごく

うれしいじゃないか


それだけ

じゅうぶん

さんもんのとく。


ああ

すき

すきなの。


叶わなくて ....
煮るなり、
焼くなり、
しておくれ
  

 ターテンは
 両足が不自由で
 下半身と両腕に
 ギプスのような器械を
 つけていた
 本名の達野公彦と呼ぶ者は
 誰もいなかった
 みんな彼をターテンと呼んだ
 ....
あなたの言葉はあなたなのか
あなたの言葉があなたなのか

ふと思い立ちあなたに問えば
心は澄んで何故かと思い
言い争う理由は彼方へと

虚空に眼をやり考えているあなたは
言葉を租借し味 ....
 公園の水のほとりで
 老人が自爆している
 ソフトクリーム胸に突き刺しながら


 芥子色のニット帽が
 つぶれて落ちている
 喘ぐ声は、聞こえない


 だ ....
ぼろぼろに
なっても

また

誰かを
すくおうとしてる

ぼく
自身さえ

すくえないのに
あなたはいつでも完璧だ





綺麗で
優しくて
明るくて

強さも持っている

けど、
寂しがりやで
涙もろくて




いつも
きらきら
輝いてる

 ....
車窓に映る
男の姿が
昨日よりも
薄くなっていて

山だか、海だか
分からない
暗闇の中の光が

街明かりなのか
船明かりなのか
分からないでいる


夜から朝へ
鈍行列 ....
ファーストペンギンは
勇気があるから真っ先に
海に飛び込むんじゃないよ
後ろから迫ってくる
他のペンギンたちに押し出されて
ぽちゃん
こんな感じ

そう教えて
プールに飛び込んだ君を ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
「お」
「あややだ」
「あややが来てるよ!」
「どこどこー?」
拝啓

しっぽの
筋肉痛は
治りましたか?


今更、

馴れ合いは
キライ
とか

自分だけ
カッコ
つけてないでさ


ほら

君、
あんなに
神様と
 ....
食事のマナーが悪い、と
君を叱りつけた
私は不機嫌ではなかった

「ごめんなさい」を君から聞いてから
後片付けを始めた
その頃には言い過ぎたことを少し反省していた

隣の部屋へ駆け込ん ....
どうでも
いいが

この女、
たまらなく

臭い、



世界を満たしている
エーテルの

浄化作用が
追いつかない程

臭い、



男達が
蝿のように
 ....
{引用=
ぼくは
縛られることを
選んだ

それを
振り解く
自由を
選ばない


ぼくは
生きることを
選んだ

あの屋上から
飛び降りる
自由を
選ばない

 ....
時事や情勢を識っているおとなのあそび。
新聞が事実を伝えることは少ないという
アンチテーゼにも自分にはおもわれてならない。


『現実のニュースをパロディにした諷刺・皮肉』{引用=サイト内よ ....
{引用=
若さと馬鹿さが
衝突し

行き場のない
痛みだけが
残った


燃え尽きることは
できず

すべてを終わらせる
ことも許されず


アスファルトに
散乱した ....
{引用=
ポケット
いっぱいに
花のタネ

君はどれだけ
たくさんの
花を咲かせる
のかな


嬉しそうに
ボクに見せる
君の目には

もう
たくさんの
花が咲いてい ....
きれいに別れたりすると
あとで尾を引いて苦しいなんて
そんなこと
もっと早くに教えてよ

そうしたら
最後の夜
あんなに強がることなく
あの人の胸にすがって
どこまでもぶざまに泣いた ....
生まれ変わったら何になる?
いつかそう聞いたのはあなたです

あなたが
パンダになるのなら
わたしも
必ずパンダになります

あたたかい陽だまりで
あなたに寄り添って
新しい命を育 ....
僕の頭は
手榴弾

破壊するの
は簡単だ

理性という
たった一本のピンで

狂気は
抑えられている


今、君は
そこに
指をかけている

ぼくは
君に悟られない ....
{引用=洗っても
洗っても

僕は、僕


  雨が降る日曜日の午後
  雨宿りをした金木犀の木の下で
  電線に連なって揺れる雫を見ていた
  耐えるように震えながら
  世界を逆さまに映した雫が静かに落ちる
  君はその小 ....
部屋の中で素振りをしていると
外は激しい雨が降っていて
どこかとても遠いところから
僕の知らない動物の鳴き声が聞こえる

シマウマはたてがみも縞模様なのだと
テレビ番組でやっていた ....
その日 二人の間にあったのは
「愛」ではなく
「コーヒー」だった
しかしすでに冷めきっているという点では同じだ

彼が口付けたのは
「私」ではなく
「コーヒーカップ」だった
どんな味か ....
僕は未来へ
飛び降りた

、落下した
、気持ちよかった
、痛かった
、死ねなかった

そこには
ただ

未遂に終わった
明日が

今日という形で
潰れていた

訳の分 ....
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