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帰宅途中、車の中から
ぷよぷよ太った老犬が
ぶくぶく太った青年を
散歩させているのを見た。

老犬は青年を気遣うように
時々立ち止まり
引くひもをゆるめ
よたよたと歩く青年を
振り返 ....
これまで
何百人の壊れた瞳と
話してきたのだろう

何千人の傷を覗き
何万人の嘘を写してきたのだろう

そして
その中の
何人のひとの血となり得たのだろう
おれは
一筆さんの草野大悟さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散歩- 草野大悟自由詩205-2-23
おれは- 草野大悟自由詩5*05-2-11

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