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私という存在を前提した
真っ直ぐな主軸



きれいに
ねをあげた
いともかんたんに



コンビニでおむすびを買う
たわむ電線が
痛々しくて
目を瞑る
よる、なので
 ....
斜体
滑空する
地平は沈黙したままの
全くの木蓮
光/グライド
焼けだされる
きれいな、
春を




{ルビ廻輪=くるま}の中で幸せだった
花の匂いがしていた
四方八方が ....
いま
昇ってゆく
はりついた水平を
捨てて
乾いた土も
取りこぼして


一人きりの
拍手のように
器用な着地も
知らないまま


誰を
背負うことも
ない
あの
 ....
ガラス玉の中で夜が
凍ったみたいに動かない
だからここには何も来ない
昼も夕方も往ってしまって
世界がポツリと佇んでいる

私は夜を握ったまんま
電車に乗ってひとり
闊歩している
こ ....
嵐のいった後はいつも
いろんなものが電線に引っかかっていて
奇妙な陰だとか
擦り切れた音だとか
さっきまで巻かれていた自由なもの
全部
西日を受けてしなだれている

多分みんなが
風 ....
夏の初めの宴会は
私の手の届かないところで始まる
少し水を含んだ粘膜が柔らかく糸を引き始めて
まだ湧いたばかりの入道の行方を
飛ぶ鳥だけが追いかける事が出来る

遅咲きの妹は去年の春に熟れ ....
いいよ
ぶた肉だっておいしいし
キャベツだっておいしいさ
私はかなしみの台所で
フライがえしをあやつるアリア
しおのひとふりでとけてしまう味
がまんできない幼子の
かなしみ かなしみ か ....
よさんのサカナさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
越冬- サカナ自由詩6*08-12-21
リタルダント- サカナ自由詩10*05-5-10
風船- サカナ自由詩305-1-2
The_world- サカナ自由詩804-12-11
風を待つ- サカナ自由詩1704-10-20
西瓜- サカナ自由詩1104-9-24
キッチン- サカナ自由詩604-9-22

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